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パリ旅行記 09 - 第6日、革命の地へ

50歳にして人生初の海外、しかもパリに現地6泊(10日間)の日程で旅行してきたので、自分の記録・記念として旅行記を綴ろうと思う。今日はパリ市の外に行った話。

1名、離脱

衝撃的?な見出しになってしまったけれど、上の娘が疲労で今日の予定をキャンセルすることに。まぁ小さな子どもでもないし、ホテルはエアコンもあるし食料もあるし連絡もつくし、置いて行っても大丈夫だろうという判断。

近場の美術館に行く等なら大丈夫だったかもしれないけど(いや、パリの美術館はどれも広大だから無理だったかもしれない)、今日はヴェルサイユ宮殿に行くことになっている。流石に辛かろうということで3人で出かけることに。

経路はオルセー美術館やパルク・デ・プランスに行くのと同じで、メトロ4号線に乗ってSaint-Michel Notre-Dame駅でRER C線に乗り換えて、昨日下車したPont du Garigliano駅を通過しパリ市の外へ。小1時間ほど郊外の景色を楽しんでいると、Versailles-Chantiers駅に到着した。

到着したのはいいけど、ヴェルサイユ宮殿の最寄り駅という割には人が少ない。なんか変だなと調べてみると、一番の最寄り駅はVersailles Château Rive Gauche駅で、Versailles-Chantiers駅は徒歩にして10分ほど遠い駅だった。同じRER C線だけど、ヴェルサイユ宮殿より手前で分岐していたのだ。要は乗り間違え。かと言って折り返して乗り直すほどの距離でもないので、このまま歩くことにした。景色も綺麗だったし。

いざ宮殿へ

Versailles-Chantiers駅から宮殿までは、公園や駐車場を経由してまっすぐな道が続いていた。途中でVersailles Château Rive Gauche駅の近くを通るあたりから賑やかになってきたので、そのまま真っすぐは進まず、メインの中央通り?を経由することに。美しく整えられた花壇の間を抜けていくと、宮殿が目に入ってきた。

Versailles Château Rive Gauche駅。駅舎も美しい
なんかキラキラした建物が見えてきた

近づいていくと、建物の前が広場になっていて、銅像がそびえ立っている。彼がこの宮殿を作らせた、ルイ14世。我々は親しみを込めて「ルイくん」と呼んでいた。

あっち向き(馬はこっち向き)
ご尊顔

建物はひたすら豪奢な設えで、門や柵も金ピカ。沢山の人が写真を撮っていた。ちなみに、この日も既に暑かった。中は涼しいのかしら……

中に入る前から圧倒される豪華さ
これも権力の象徴なのかしら

間近で見る建物はまさに宮殿といった風情で、何から何までお金と手間をかけて作られていることが分かる。今どきの役場なんてそっけないものね。

とても血塗られた場所とは思えない
扉ひとつとっても、この通り
パイプオルガンがあるので礼拝堂みたいな場所かな
ルイ君の絵は至るところにあった
特別展ぽい感じで、馬の鎧まで
相変わらずフランスの絵はバカでかい

広大な宮殿を順路に沿って進んでいくと、絵葉書等でも定番の「鏡の間」に到着。鏡を巧みに使って広く見せかけた作りなんだけど、そもそも広いんよ。

入口。宮殿内で一番混んでた場所かも
右側は窓で、左側が鏡張り。ずどーんと広い

溜息をつきながら鏡の間を後にする。他にも、ルイ君の寝室や、マリー・アントワネットの寝室なんかもあった。どっちもすごかった。

ルイ君の寝室。なんか薄暗かった(紫外線対策?)
マリーちゃんの寝室。かわいい
マリーちゃんが嫁いできた時の絵。有名なやつよね

一通り館内を巡った後、馬術競技が行われている北部の庭園とか、マリー・アントワネットが落ち着いて過ごしたいからと作らせた別の宮殿にも足を運ぼうかと思ったけど、暑くて断念。まぁヴェルサイユ宮殿には来れたので良しとする。

庭園の向こうに濠があって、かなたに馬術競技の会場とスタンドが見えた

ちょっとお散歩

宮殿を後にして、まだ全員では行けていない凱旋門やエッフェル塔に行こうかと思っていたけど暑さと疲労からキャンセルしてホテルに戻ることになった。まだ夕飯まで時間もあったので、一人で近所を散歩することにした。

いつも旅先では地元のスーパーに立ち寄ったりするのが好きなんだけど、パリでもまだ行っていないスーパーがあったのでそれらを巡りつつ、たまたま見かけた日本料理の店を追いかけてみると、どうも連なっている様子だった。

なんか妙な日本語だな?
ピカチュウ!
確かに、だいだい色ではある
ネオサイタマめいた
日本でも目にしたことある名前だ
間違ってはいないけどなんか
テレビで見たことあるお店(の系列店)
知らずに迷い込んできたけど有名な通りなんだと思う

結局パリでは日本料理店には一度も立ち寄らなかったのだけど(おにぎり1個で5ユーロとか7ユーロとかしてたし)、せっかくフランスなんだし、フランスっぽく過ごしたいと思ったのでヨシ。

ディナーの様子。こういうのでいい

追加でお散歩

パリ五輪の期間中、エッフェル塔が特別なライトアップしてるらしいと聞いたので、夕飯の後に観に行くことにした。もうパリにもすっかり慣れていたので、夜の外出も(一部エリアを避けたりすれば)問題ないと判断していた。

Strasbourg Saint-Denis駅の地上にある、サンドニ門
夕方の凱旋門(エトワール凱旋門)
しばらくすると陽が落ちてきた
帰る頃にはライトアップされていた
エッフェル塔光ってる!
競技会場にもなった、グラン・パレもライトアップ中

コンコルド広場あたりから凱旋門やグラン・パレを眺めたり、公式グッズショップに寄ったり、タイミングよくエッフェル塔のライトアップも観れたり(1時間に5分だけとか)、思いつきで出かけた割に収穫の多いお散歩だった。

いよいよ明日は最終日。この連載?も終わりのはず……


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