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韓国映画「ワンダーランド あなたに逢いたくて」
Netflixで韓国映画「ワンダーランド あなたに逢いたくて」を見た。
ほとんど予備知識なく見始めたのだが、引き込まれた。
ワンダーランド: あなたに逢いたくて | オフィシャル予告編 | Netflix - YouTube
ワンダーランド あなたに逢いたくて : 作品情報 - 映画.com
死んだ人、植物状態になった人をバーチャル人格として再現するワンダーランド。宇宙ステーションに行った恋人、考古学者になって砂漠に調査に出かけた娘、ロンドンに渡って演劇の勉強をする孫。電話やビデオ電話でしか会えないが、本人は「死んだ」という自覚はなくバーチャルな設定の中、自我をもって生活している。
本人が死んだといいう意識がないまま話しているので、依頼者はだんんだんつらくなっていくこともある。
パク・ボゴムもコン・ユも、ちょっと印象が変わっていて最初はわからなかった。ボゴムはちょっと少年ぽさが抜けて、コン・ユは若々しくなっていた。
ボゴムが演じたのは植物状態になってしまった男性で、スチュワーデスの恋人。
アバターは宇宙ステーションに滞在しているから会えない設定だが、遅刻をしないよう毎朝、モーニングコールをかけてくれるし、気配りをする優しい恋人。
歌ってというリクエストで、電話越しにデュエットするシーンがかわいい。
その本人が奇跡的に目覚めて戻ってきたとき、後遺症もあって違う人のように思え、彼女は違和感を感じる。
ボゴムは、ちょっとうつろな複雑な表情が秀逸だな。
他のアバターでも、ささやかな違和感や食い違いが育って行ったり…。娘が自分に会いに来ようとして空港で迷子になったと聞いてアバターが暴走したり。
見ていてとても切なくなる。
今の段階のスマートスピーカーでも、結構、お話し相手になってくれているものが、故人の声で疑似人格でお話できるのなら、いつもとは言わなくてもお話したくなるかもしれない。
人のキャストにインタビュー 🎤 | ワンダーランド: あなたに逢いたくて | Netflix Japan - YouTube
母が乳がんで亡くなったときには、さほど応えていなかったのだが、2年後に父もなくなったとき、一気に喪失感が来て、しばらく何も手に付かず、ただ家にこもって本を読んでいた時期がある。
ふっきれたきっかけになったのが、恩田陸の『ネクロポリス』だった。
死んだ者に会える島に1年に1度だけ会いにいけるという話で、いろいろ事件も起きるのだが、殺されたものも会いに来た家族と普通に食事をしておしゃべりをして楽しんでいる、といった日常感に、ああ、意外とこんなものなのかもしれないな、そうだといいなと思ったのだ。
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