「反集中 ANTI FOCUS」という書籍の話vol.3 / 書店訪問編
今日は、after編。で、本日の話です。
前回の記事はこちら
「反集中 ANTI FOCUS」は、ミラツクと英治出版という2つの組織によって世の中に届けられています。
今日は、英治出版の方と一緒に書店を巡る1日。というわけで、話を少し現在に早送りして、書店巡りの1日をお届けします。
今日1日で巡ったのは、この6つの書店。
東京堂書店神田神保町本店
丸善日本橋店
誠品生活日本橋店
代官山蔦屋書店
紀伊国屋書店新宿本店
ブックファースト新宿店
それぞれ、「反集中 ANTI FOCUS」をとても強く推してくれている書店の方々です。
というのは、多くの人が語るところ。
でも、それは本さえあればいいわけではなく、想いと知恵を持った選書と配置によって初めて実現することです。
今回伺った書店は、まさにそんな、出会いが起こる書店。
そんな書店を巡れる幸運にわくわくしながら、時に笑いあり、時に話し込みすぎて次に遅れ、時に感動あり。という心躍る1日。
何より一番嬉しかったのは、「反集中」のカバーの下にある本体の表紙を見てもらった時の反応!
こういう本が作りたかったんです!というのを言う前に「これは、、さすがですね」と言ってくれた誠品生活の方をはじめ、みんながみんな、カバー下の本体に対して、「そんな見えないところに意味ないじゃん」ではなく「さすが」と見てくれたことが、心がつながった瞬間でした(言い過ぎ。笑)。
さっそく複数の書店でのブックフェアも決まり、これから準備に入ります。
「反集中」には、インタビュイーの方々の背景を知れるようなおすすめの書籍が3冊ずつ、計66冊掲載されています。
この書籍群を使ったブックフェア。早く見てみたい!
そして、このフェアが、まさに書店という場の凝縮版であり、反集中そのものを表す空間になるはず。
そう、「反集中」で伝えたい話と、書店で起こることは全く同じ。
「反集中」を読んでから書店に行ってみてください。きっと全く違う世界が現れてきます。
「反集中」は、書店がこれまで与えてくれてきたことをギュッと一冊の本の中に凝縮した書籍です。
整理された、目的に向かうのであれば、検索が適切にできればOK。
でも、それでは見つからない、未だ見ぬ出会いが、未来を拓いてくれます。
書籍、書店は斜陽産業だと言われます。実際、効率よくモノを売る方法として、書籍も書店も良い方法ではないかもしれません。
だからといって、書籍や書店に意味がないのか。というと、そんなことは全くなく、むしろ、効率化された購買の場が広がれば広がるほど失われていくものをずっと保ち続けてくれているのが、書籍と書店。だと思ってます。
売れないかもしれないけど意味はある。売れなくなればなるほどむしろ意味は高まっている。
その意味を凝縮した「反集中」が書店とコラボレーションすること。今からブックフェアを見にいくことが楽しみです!
今回、書店員の方々とお話しして感じたのは、「あー、この人たち、めっちゃいい人たちだなあ」というその一言。
想いと知恵を持って選書と配置をしてくれている人たちが保ってくれている意味ある空間。
そういえば、最近書店に行ってないな、という方はぜひ。意外な出会いに今も出会える空間がそこにあります。
【編集部からのお願い】
「反集中 ANTI FOCUS」では、次に手に取る”未来の読者”のために、読んでいただいた方・手に取っていただいた方のレビュー&レビューコメントの投稿をお待ちしています。
(書店で買う人も一回レビューを見てから考えることも多いので、レビューコメントがあることで、なるほどそういう内容か、と理解を助ける補助線になります。)
【反集中特設サイト】
以下の反集中特設サイトから、書籍「反集中 ANTI FOCUS」に掲載されている22名のインタビュー記事の全文を読んでいただくことができる他、書籍に現れるキーワードを集めたキーワードMAPのカラー特別版をダウンロードしていただくことができます。