子どもの本音を聞ける人って意外と近くにいた事実
「うちの子、家では学校のことも友だちのことも全然話してくれなくて」
小学校の高学年に近くなると保護者からよくこんな話を聞きます。
5年生くらいになると、特に男の子は親のいないところの話はしたがらないですね。
ただ、ミラプロや満点塾にいるときは不思議と子どもたちはスタッフたちと部活の話や進路の話も楽しそうに話しているのを聞きます。
笑い声も私の耳に届くことがあります。
レッスン後に毎回保護者のアプリに送っている指導報告書で、
「◯◯くん、△△高校目指しているんですね!さすがです!」
と送ると、
「えー、先生それ初めて聞きました」
と驚かれることがあります(さすがに進路くらい親と話しておいてくれよと思うときがありますが)。
そのため保護者たちから、
「家で親に話さないことを先生たちに聞いてくれているので、これからも相談に乗ってやってください」
とスタッフたちが相談役を仰せつかることが本当によくあります。
また意外にも、気軽に学校や部活のことを話してくれる相手は、学校長の私よりも大学生のスタッフ、そして一番腹を割って話してくれるのが、高校生メンターたちです。
歳上よりも歳が近いスタッフは貴重な存在です。
学びを進めていく上で、ミラプロも満点塾も本当に聞きたいのが「子どもたちの本音」です。
何をしたくて、何を目指してて、何に悩んでいるか、何が分からないかをちゃんと子どもたちから口で伝えてもらわないと、やはり良いサポートのは難しいです。
でも、年長スタッフが悩んでいると日々生徒から本音を聞いていた大学生スタッフやメンターが年長スタッフに助け舟を出してくれることもよくあります。
親世代からすると、先生は正社員の歳上に教えてもらった方が価値が高いと思う人もいると思います。
しかし、ミラプロのように自分の好きな学びを自由に打ち込める教室や子どもたちの個性に合わせた個別の満点塾は、子ども一人一人の本当の気持ちを聞いて、それに合わせて学びを変えていくというスタイルが大切なのかなと思います。
ありがたいことに、ミラプロも満点塾も保護者から、
「近い目標となるお兄さんお姉さんとお話しできるのがとても良い経験です」
とミラプロ卒業の高校生メンターや工学部生、医学部生と対話することに付加価値を求めてくれる保護者が多くいるのも事実です。
もしかしたら彼らは学校長の私よりも「対話」「共感」「アドバイス」が上手であって、今の子どもたちがそれを必要としていることなのかもしれませんね。
プログラミング教室を始めて6年、満点塾が始まって1年目ですが、子どもたちのニーズがどんどん変わっていっていることを日々感じる今日この頃です。
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