飛び抜け過ぎて自分を制御できない子@小学校プログラミング授業
夏休み前の最後の小学校授業。
どこのクラスにも大体一人ぐらいは飛び抜けてプログラミングに秀でた子がいます。
ただ、それが飛び抜け過ぎてしまい、時として自分自身でも制御が利かなくて、クラスではちょっと特別な存在になってしまっていることがあります。
その子は私が授業で進行している二歩くらい先を行っていたり、全然違うプログラムを作っています。
1対30で授業をしている間、彼らの作ったプログラムや主張に応えてあげたい気持ちと、全体を進めないといけない気持ちで、どうバランスを取ったらいいか、いつも悩んでいます。
授業中、彼らの言葉に応えて過ぎると言葉が止まらなくなってしまうのですよね。
だからできるだけ授業中は抑え気味にしてもらって、せめて授業が終わったから
「キミは絶対プログラミングがうまくなるから、プログラミングをこれからも続けてな。
この教室の中で誰よりも優秀なんだから」
と一言声をかけています。
今日も授業が終わった後、iPadを充電器に繋ぐために並んでいるその子に帰り際、このように声をかけたら、まさか自分が、という顔をしたあと得意なゲームの話や三歩先くらいのプログラミングの話を堰を切ったように話してくれました。
どんなかたちでも、自分が担当させてもらったプログラミングの授業は子どもたちにとって本当に得意なことに気が付くきっかけになってくれればと思っています。