![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120269855/rectangle_large_type_2_b604ad651aaa06d8f88cc15db50e5aa2.jpg?width=1200)
小学校授業で経験したiPadとマイクロビットのペアリングエラーについて
iPadとマイクロビットのペアリングエラーについて、メッセンジャーからもお問い合わせがたくさんありましたのでこの場を借りてご紹介致します。
この記事は私の経験上のことを書いたものなので、賛否あると思いますがプログラミング講師とも思えない機械音痴な私の「私見」だと思っていただければ幸いです。
ただ、30時間くらい小学校やプログラミング教室でiPadとマイクロビットのペアリングとエラーを経験してきたのでご参考になればと思います。
まず、環境はマイクロビットとiPadのマイクロビットアプリを使用してBluetoothで接続するかたちです。
ほとんどの生徒のiPadはBluetoothがオン設定なのですが、マイクロビットアプリのBluetoothがオフになっていることが多く、その時点で接続できない時があります(これは一般的なエラーです)。
次にマイクロビットアプリに従って、Bluetoothのペアリングを開始すると、接続できないエラーが発生します。
このエラーは【マイクロビット本体に問題がある場合】と【iPadのマイクロビットアプリに問題がある場合】に分かれているようです。
あと忘れてならないのが、根本的にマイクロビットの「Enter pattern」作業で間違ったパターンを生徒が入力した場合もあります(グループワークにしてダブルチェックしたほうがいいですね)。
【マイクロビット本体にエラーがある場合】
通常のペアリング手順にあるAボタン+Bボタン+リセットボタンを押しても、25個のLEDが全く点かず、完全に無反応の状態になります(iPadは接続先が見つからない表示が出ています)。
もしくは、LEDが3〜4個が疎らに点灯してフリーズしている状態のときもあります。
このときは豪快にマイクロビットの電源を一回抜いて再起動すると、復帰できるケースがあります(子どもたちから教えてもらいました)。
それでもフリーズが続くときは、PCにマイクロビットを有線で接続して空のプログラムを上書きすると復帰します(このやり方はどこかのサイトに掲載されていました)。
その後また通常のペアリング手順にあるAボタン+Bボタン+リセットボタンを押せばペアリングできますが、もしまた同じエラーが出たときは、再起動か上書きの手順を繰り返して下さい。
これでも改善されない場合は予備機を使って下さい。
15人クラスで最低予備機が3台あると安心です。
【アプリ側に問題がある?場合】
通常のペアリング手順にあるAボタン+Bボタン+リセットボタンを押して、25個のLEDが全点灯して、パターンが表示されていても、iPadのアプリには「error」と表示されます。「retry」のボタンを押しても、マイクロビットを探すことなく即座に「error」となります。
マイクロビットを予備機に取り替えても解決されません。
これは何度もマイクロビットアプリを再起動してもだめでした。ただし、iPad自体を再起動すると直ることもあります(生徒さんから教えてもらいました)。
【プログラムのダウンロードでエラーが出るとき】
作成したプログラムをダウンロードするとき、再度Aボタン+Bボタン+リセットボタンを押す作業があります。このとき、また25個のLEDが3〜4個だけ点灯してフリーズすることがあります。このときは紹介させていただいた上記のエラー対応のいずれかを試してみて下さい。
【マイクロビット側にエラーが出るときと出ないときの一定のパターン】
○生徒の操作の不慣れで、Aボタン+Bボタン+リセットボタン長押しを途中で止めてしまうのを繰り返すと、フリーズしてしまうことがよくありました。
○授業の前に、全てのマイクロビットへ空のプログラムをパソコンからダウンロードしてから、始めるとエラーが少なかったようです。
○授業が終わったあと、生徒の作ったプログラムをマイクロビットに残したまま、次の授業に望むとペアリングエラーが起きやすかったです(前の授業のiPadとはペアリング解除済みです)。
○2週間以上使わなかったマイクロビットはとてもペアリングエラーが起きやすかったです。
○クラブ活動などで知らないところで生徒が使っていてエラーを放置したまま、返却されているときもありました。
【iPadのアプリ側がエラーか出るときと出ないとき】
これに関しては分かりません。すいません。
結論としては、ペアリングエラーをなるべくなくすには、授業が終わったあとや、授業の日にちが空いたときは、一度パソコンを繋いで空のプログラムで上書きしてあげるとエラーなくスムーズに使用できるようです。
あと毎回エラー解決に時間を取られてしまうと、授業がなかなか進まないので、すぐマイクロビットの予備機やグループワークの他の子のiPadに素早く交換できるくらい、台数に余裕があったほうかいいかと思います。