「書くこと」を始めたくなった
ずっと読む専門だったnote。
私も書いてみたいなという気持ちはどこかにあったけれど、踏み出せないまま、気づいたらもう長いこと経っていました。
今日は、そんな私が、ようやく一歩踏み出すことを決めたいきさつについて書いてみようと思います。
『わたしが一番大切にしているものって何だろう。』
わたしがnoteを書こうとパソコンを開いたのは、とあるnote記事を読み終わった後に浮かんだ問いがきっかけだった。
その記事は
「大切な誰かに贈りたいと思うものこそ、自分自身が一番大切にしているものなのではないか。」
という内容で、読み終わったとき、ああ、ほんとにその通りやな、と納得した。
そしてその後、「じゃあわたしは?」と考えたけど、すぐに答えが出てこなかった。
わたしって、何が好きで、何を大切にしていて、どうやって生きてきた?
しばらく考えてみてもまとまらなくて、急に不安になった。
え、わたしって・・・何?
振り返ってみたら、学生の間は勉強を、社会人になってからは仕事を頑張ってきた。
勉強はやればやるだけ結果が出るのが嬉しくて、公式や文法を覚えるのはゲームにも似た感覚で楽しかった。
だから、親に勉強しろとか言われなくても自分からやる子だったし、自分で言うのも何だけど、成績もよかった。
仕事では何度か転職を重ねたけど、責任感の強い性格もあって、任された仕事には全力で向き合ってきたし、事務職という括りの中でも色んな仕事に携わって、それぞれの場所でそれなりに頑張って結果を出してきた。
出産後は仕事と子育ての両立に悩んでしんどかったけど、それでも頑張ったら評価してもらえるのは嬉しかった。
そうやって頑張ってきたから、「勉強と仕事が楽しかった」というのはすぐ出てくるけど、それは大切な誰かに贈るものかと言われると、当然違う。
(勉強や仕事に関係することを贈られても普通に引く)
じゃあそれ以外で何が好きで、何を大切にして生きてきたのか?
贈り物をするときに必ず考えること、大切にしているようなことが何かあったかな?
—すぐ出てこない。
勉強や仕事で、「これをやる」と決められていることなら難なくできるのに、それ以外で何かについてどう思うか、私の考えは?と自問自答すると、とたんに言葉に詰まってしまうのだ。
じゃあ、わたしの好きなことってなんだろう?と考えてみる。
昔はピアノが好きで長く習ってたけど、高校卒業以来、もうずっと弾いてない。
読書が好きだったけど、時間がないのを言い訳にここ数年は全然読んでないな。。
文章を書くのが得意だったはずだけど、仕事の資料やメール文章はうまく書けても、自分の考えを書くとなると思考が停止してしまって文章が進まない。
やばい。
わたしって実は、ものすごく空っぽな人になってしまってるんじゃないか。。
事情があって、10年以上続けた仕事を退職した今(※この話はまた追々)、学生でも会社員でもなくなったわたしには、何も残っていないような感覚。
何かしないと…!
そんな思いから、パソコンをひらいてこの記事の下書きを書き始めた。
最初に書き始めてから投稿するまで時間がかかったけれど、何度も読み返して書き直していると、少しずつ頭の中が整理されてくるのがわかる。
私の中で止まっていた思考が動き出したような、長いこと忘れていた「書く」という感覚を思い出しはじめたような。
あぁ、こうやって自分の考えを整理したらいいのか。
そう思って安心したような納得したような気分とともに、これまで仕事や家事、育児で忙しいことを言い訳にして、いろんなことに正面から向き合って考えたることを避けてきたのだなと反省した。
決して何も考えていなかったわけではないけれど、浅く広くしか考えられていなかったというか、一つのことを深く掘り下げたり、じっくり向き合って考えられていなかったと思う。
よく考えたら、仕事ではずっとパソコンに向き合ってきたから、私には思考をまとめるのも作業をするのもパソコンのほうが効率が良い。
だけどプライベートのパソコンはもう長いこと棚にしまいこんだままで、ずっとスマホの小さい画面しか見ていなかった。
ついSNSを開いて時間を溶かして、それでは頭がまとまらなくても当然か。
自分の「好き」や「大切なこと」を見つけるためには、まず自分の思考と向き合うこと、自分をもっと知る必要がある。
そんな思いから、noteを始めてみようと思った。
自分が考えていること、これまでのこと、これからのこと。
書くうちに頭が整理されて、前向きな気持ちにつながるといいなと願いながら。
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
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