【あたらしいふつう展】作品プロット&執筆担当者公開(2)
こんにちは!
ミライズマガジンです。
12/5(土)から開催中の「あたらしいふつう展」の出展企画「1000人に聞いた未来予測」にて、アンケートをもとに制作したプロットと、そのプロットを物語にする作家の方をご紹介します!
企画概要はコチラ
1000人の予測から、はたしてどんな物語が生まれたのか…?
第二弾となる全4作のご紹介です!
1.2050年の「教育」
一つ目のテーマは教育。教育の場がアナログからデジタルへとシフトしていく教育の場が、子どもたちの成長にどう影響していくのか気になりますね。
①想定する未来像
ウイルスによる外出の抑制から、学校になじめない児童が増加。少子化に伴う教員の激減もあり、教材のデジタル化や遠隔授業が普及していく。それに伴い教育費(制服費や通学費)も安価となる。
②その未来でテクノロジーはどう転換する?
より進歩したパソコン・タブレット端末により、学校の授業を自宅及び好きな場所、好きな時間に受講することができる。
③テクノロジーは人や社会にどう影響する?
学校は学校行事、部活動等を行う場のみになり、国語・算数の基礎科目を教える教師はいなくなる。工業高校・農業高校、スポーツ学校といった専門系の学校が増加。一方で家庭内の問題が多くなる。
④執筆者
琴柱遥(ことじ・はるか)
「父たちの荒野」で第三回ゲンロンSF新人賞(後に「枝角の冠」に改題)。「讃州八百八狸天狗講考」(SFマガジン6月号)「人間の子ども」(ゲンロン11)など。
2.2050年の「VR」
つづいてのテーマは「VR」。まさにこれからの世界をかたどる最新技術で、これからの私たちの生活をどのように変えていくのか楽しみな内容です。
①想定する未来像
VRやARの開発が進み、新しい通信規格も広く普及している。
②その未来でテクノロジーはどう転換する?
ヴァーチャルでのライブ体験が一般的になっている。例えば、歌手のライブをVRやARで現実に目の前で行われているようになったり、実際に美術館に行かなくても、自分の目で見ているような美術品を見ることができるようになる。
③テクノロジーは人や社会にどう影響する?
場所・時間を選ばず誰もが同じ体験ができるようになり、人が移動しなくなる。
より多くの時間をクリエイティブなことに費やせるようになる一方で、現実のモノやヒトに対する価値が感じにくくなる。
④執筆者
加藤晃生(かとう・こうせい)
博士(比較文明学)。2019年から小説執筆に取り組み、NovelJam2019グランプリ受賞。またスペインの大ヒット小説「アラトリステ」シリーズやその映画版の翻訳にも関わる。
3.2050年の「スポーツ」
スポーツだって目が離せません。今回はスポーツの中でも人間が役割を担ってきた内容がテクノロジーによって変化したら?という内容です。
①想定する未来像
テクノロジーを駆使するスポーツが普及している。
②その未来でテクノロジーはどう転換する?
スポーツの世界から審判が消え全部テクノロジーに変わる。
③テクノロジーは人や社会にどう影響する?
誤審のない正確な判断が下されるようになり、純粋に、そして穏やかにスポーツが楽しめるようになる。審判業界からの批判も生じ、転職させる必要が出てくる。
④執筆者
加藤晃生(かとう・こうせい)
博士(比較文明学)。2019年から小説執筆に取り組み、NovelJam2019グランプリ受賞。またスペインの大ヒット小説「アラトリステ」シリーズやその映画版の翻訳にも関わる。
4.2050年の「ファッション」
4つ目のテーマは「ファッション」。生活に大きく関わる衣食住の「衣」が、技術革新によってどのように変化していくかについて言及しています。
①想定する未来像
買った洋服の色が自宅で自由に変えられるようになっている。
②その未来でテクノロジーはどう転換する?
好きなデザインの洋服の色に悩むことがなくなる。
③テクノロジーは人や社会にどう影響する?
色違いの服を用意する必要がなくなるので、洋服屋のスペース節約につながる。カラー選定が必要なくなる分、より洋服のデザインのバリエーションを増やしていく必要が出てくる。
④執筆者
加藤晃生(かとう・こうせい)
博士(比較文明学)。2019年から小説執筆に取り組み、NovelJam2019グランプリ受賞。またスペインの大ヒット小説「アラトリステ」シリーズやその映画版の翻訳にも関わる。
1000人のアンケート回答をもとに予測された4つの「未来」。果たしてどんな物語が生まれるのでしょうか?
更新をお楽しみに!