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バラバラだから一体感を持てるという矛盾 |ミライユ 会社コンセプトの【「違う」があつまる「百花繚乱な世界」 】って何?

こんにちはミライユの岡田です。
前回「自己紹介とミライユをやっている意味」でも書かせていただいた通り、弊社には「いったいミライユにとって会社ってどんな場所なの?」に対しての回答として【会社コンセプト】というものを定めています。

それは、
・「違う」が集まる「百花繚乱な世界」
・想いを形にする力をつける「学校」
・正しい力で世の中を良くするプロ人材の「発進基地」

今回はその中のひとつである「違う」集まる「百花繚乱な世界」についてご紹介しようと思います。


違うことを当たりのように受け入れる大切さ

僕がミライユの採用でとても大事にしていることは、面接に来てくれた方とお話をしてみて、もしその方が他社に行った方がその方の人生が良くなると判断したら、どんなにミライユでの活躍が見込めたとしても他社を勧める。

他社よりもミライユに入社した方がその方の人生が良くなり、さらにミライユの成長にも繋がる時のみ採用するということです。

このような採用方針で面接を行っていると、よほどミライユの事業とその方のビジョンとの親和性がある場合を除いて、他社でもすぐ活躍できるような即戦力人材は基本的には他社に行った方がその方の将来にとっても良いのではないかと判断し、他社の内定受諾を促すことも多々あります。

一方でミライユで採用したい人材はどういう人材かと言いますと、他社に行ってしまうことでその方の魅力が半減してしまったり、成長速度が遅くなってしまうような場合です。僕はそれってどんな人なんですか??と聞かれたときに、よくパワプロのたとえを出します。パワプロでは各選手の能力値をS~Gランクで表現するのですが、わかりやすく例えると次のイメージです。

【①採用しないタイプの人】
長打B、ミートB、走力C、肩力C、守備力B、捕球C

【②採用するタイプの人】
長打S、ミートG、走力G、肩力S、守備力F、捕球G

もちろん、①のタイプの人の方がオールラウンダーで、入社したら活躍もしてくれるだろうし、会社への貢献値も高いんだと思うんです。

・・・が。ミライユは完全に②の方を採用します。②のタイプの人は恐らく他社に行ってしまうと、大きな長打力や肩力を魅力としながらも、欠点であるミートや走力を指摘されて、欠点をなくすような指摘をされることが多くなり、結果的に最大の魅力である長打や肩力が活かしきれないというようなことが多い気がします。(あくまで私見ですが。)

もしそうであるならばミライユでは、Sの長打や肩力をさらに強化してSSやSSSにして、その個性を圧倒的に育成し、なんならミートGや守備力Gを補ってあまりある人材にした方がおもしろいんじゃね??会社としてもその人個人としても。と思ってたりします。少し暴論に聞こえるかもですが、魅力をさらにドンドン伸ばすことで欠点ってもはや欠点として見えなくなることってあるんだと本気で考えています。

マイノリティだから保有している多様性享受力

長年、先ほど話したような大きな魅力と欠点を兼ね備えている人を中心に採用していると、彼らには思わぬ共通項があることを最近になって感じています。

それは彼らが他者との違いをそのまま受け入れる力「多様性享受力」を入社時にすでに保有していることです。その理由は次の通りだと考えています。


大きな魅力と欠点を兼ね備えている人は、その欠点を自分で理解しており、もし一般的な企業入ったとしてもその環境にはうまく適応できなかったり、魅力が失われてしまうことを把握している人が多いです。つまり自分を世の中的な少数派である「マイノリティー」であると認識しているのです。

日本の社会というものは何となく多数派であるマジョリティーが正とされ、マイノリティーが負とされがちです。だからこそ「他者と違うことがネガティブ」とか「普通が息苦しい」と感じることもあるのでしょう。
ただ、このマイノリティーの人々は、自分が少数派であることを理解している。つまり「変わっている」ことを自己認識しているため、自分と同じ価値観を他者に押し付けたり、求めたりしません。むしろ自分とは異なる価値観の人と対峙した際には「へぇ~そういう価値観もあるんだー」とそのまま受け入れることができる人が圧倒的に多いです。ミライユの場合そもそも面接時に変わってることをポジティブに考えている人がほとんどなんですけどね。

それぞれ価値観なんか絶対に違うし、いろいろな人が存在するから面白いし、そんな人たちと一緒の働くからたのしいんだと僕は考えていて、
そんな多様性享受力を持っている人たちを集めて仕事をしているからこそ他社にはない魅力があるのだと最近はすごく感じます。

「〇〇さんって変だよね!は最大級のほめ」

変わってる。変わってると先ほどから繰り返し使っているのですが、実はミライユではめちゃくちゃポジティブな意味で利用される言葉です。
ミライユには特殊な言い回しがあって、社内の最大の賛辞の言葉として「〇〇さんって変だよね!」というものがあります。
これって変わっていること = その人の魅力がいかに社内に浸透しているかの現れだと思っています。ちなみにこの言葉を投げかけられたら「ありがとうございます!■■さんも大概ですよ。」と応えるのが正解です。

バラバラを束ねる。唯一の共通概念は企業理念

多様性をそのまま受け入れることを会社の魅力としているミライユでは、恐ろしいくらいメンバー一人ひとりの価値観が異なります。将来のビジョンの大きさや方向性も全く違いますし、日々の仕事に対してのやりがいの持ち方や、目標達成に対してのアプローチの仕方もびっくりするぐらい違います。

社員にミライユってどんなイメージってアンケートを取っても、
動物園、麦わらの一味、変な会社、カオス・・・なんて言われる始末です。

自分で言いますが、こんなバラバラなメンバーを同じ方向を向かせて仕事に取り組ませるって至難の業だと思いますし、たぶん普通の会社でマネジメントしている人は無理です。(断言。)

バラバラ。だからこそ、僕らは同じゴールを目指すことが必要で、そこに到達するための共通言語が必要なんだと思います。つまり企業理念、ビジョン、戦略といった類のものです。価値観は違ってもメンバー全員が理念やビジョンに共感していて、今自分たちがどうやって闘っているかという戦略を把握して、それぞれの役割を理解して行動していれば「バラバラ」はむしろ強みになる。そう僕は考えています。

「百花繚乱な世界」に込めた想い

百花繚乱という言葉には、

いろいろの色や形の花が咲き乱れて非常に綺麗な様。転じて、秀でた人物が多く出て、すぐれた立派な業績が一時期にたくさん現れること

という意味があります。人はそれぞれ違います。そんな考え方も価値観も個性も全く違う人たち。一人ひとりを花と例えるならば、それぞれもちろん一輪ずつでも綺麗なんだけど、企業理念という共通の「芯」のもとに集まったそのバラバラな花は、「芯」があるからこと一体感を持ち大きな花束として咲き誇り、魅力を最大限に発揮する。
同じ色の花を集めて花束を作るのもいいけれど、ミライユはカラフルを集めて最高の花束を作っていきたい。それが僕の中での「百花繚乱な世界」に込めた想いです。




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