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「Emotional Economy」 VISIONGRAPHが読み解くSXSW2020の8つのトレンド その3

新型コロナウイルスの影響で開催直前に中止となった幻のSXSW2020。

2012年よりSXSWに参加し、現在ではSXSW Japan Officeとしても活動するVISIONGRAPH Inc.では、未来の兆しが感じ取れる場所として毎年SXSWでのトレンドを分析してきました。もしSXSW2020が実現されていたとしたら、どんなトピックが話題になったのでしょうか?

既に発表されていたセッションプログラムや、アワードのファイナリストのサービスから、私たちが独自の目線で分析した8つのトレンドと、それぞれ象徴的な事例を紹介します。


③Emotional Economy

心を豊かに保つためにお金を使う人たち


不安・孤独...技術の進化によって生活は豊かになっていく一方で、人々のココロはどうでしょうか。

ヨガ、マインドフルネスが一般に浸透し、身体だけでなくココロの安定をサポートするビジネスも盛り上がりを見せています。

この領域は単にメンタルヘルスを正常に保つだけでなく、テンションが上がる、気分がよくなる、優しい気持ちになれる...など、自分の感情を意識的にコントロールできるものに対してお金を使うというエモーショナル経済圏がさらに盛り上がっていくでしょう。

エモーショナル経済圏では、目新しさよりも既存のライフスタイルにフィットし、続けたくなるサービスデザインが重要になるでしょう。


街角から自動寄付> The Sending Machine

SXSW 2020 IIA | Speculative Design

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(画像は企業ウェブサイトから引用)

街中に設置された自動販売機のような機械から、誰でも簡単にドネーションができる仕組み。自動販売機で商品を買うのと同じように、寄付する商品を選んでフードバンクへ送る事ができる。生活の中で自然に寄付を促すためのデザイン。


デジタル世代の政治活動を後押し> The Tuesday Company

SXSW 2020 Pitch | Social and Culture


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(画像は企業ウェブサイトから引用)

同じ政治的思想や問題意識を持つ個人同志がコミュニティを作り、活動者と支援者が直接繋がる事ができるプラットフォーム。デジタル世代にフィットするよう、アプリを通じて活動方針や組織戦略を共有し、寄付の増加を呼び掛ける事ができます。


ゲームで脳の変化をキャッチ> EQ Brain Performance

SXSW2020 IIA | Health, Med & BioTech

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(画像は企業ウェブサイトから引用)

スマホのゲームベースのテストを通じて脳の神経機能の評価を行うアプリ。FDAの承認も取得。脳震とうや不安症などの脳の変化をキャッチし、かかりつけ医へ共有ができます。アスリート用、職場用、学校用、VRなど様々なプランがあります。


メッセージ形式で学習> Arist

SXSW 2020 Pitch | Social and Culture

グラフィックス12

(画像は企業ウェブサイトから引用)

スマホのテキストメッセ―ジを利用した教育プログラムにより、インタラクティブな個人向け授業が受けられます。ウェブ上のビデオやスマホアプリで受講するよりも、テキストメッセージの方が生徒に受け入れられやすく、修了率も非常に高いそうです。


VISIONGRAPH Inc.では、SXSWをはじめとする様々な海外イノベーション事例に基づくリサーチやコンセプトデザイン等を行っております。勉強会の開催など、ご興味のある方はこちらからお気軽にお問い合わせください。






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