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「Endless Multitask」VISIONGRAPHが読み解くSXSW2020の8つのトレンド その8

新型コロナウイルスの影響で開催直前に中止となった幻のSXSW2020。

2012年よりSXSWに参加し、現在ではSXSW Japan Officeとしても活動するVISIONGRAPH Inc.では、未来の兆しが感じ取れる場所として毎年SXSWでのトレンドを分析してきました。もしSXSW2020が実現されていたとしたら、どんなトピックが話題になったのでしょうか?

既に発表されていたセッションプログラムや、アワードのファイナリストのサービスから、私たちが独自の目線で分析した8つのトレンドと、それぞれ象徴的な事例を紹介します。


⑧Endless Multitask

終わりのない「ながら欲求」


作業をしながら、移動しながら、お風呂に入りながら、寝ながら...といったように、人々の「ながら」への欲求は止まることを知りません。生産性の向上を追い求めているのか、それとも単純に面倒な時間が嫌なのか、それぞれ理由があると思いますが、一つ言えることは、「ながら」化するための新ビジネスは年々増えているということでしょう。

今年もたくさんの新しい「ながら」体験がSXSWにはありました。人々は同時に何かをやっていないと落ち着かないようになっていくのかもしれません。

マルチタスクで忙しくも思える一方で、ゆったりとした心のリラックスを追い求める欲求もあったりするので、非常にアンビバレントにも見えるのが面白いですね。


PEEX

SXSW 2020 IIA | Wearable Tech

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(画像は企業ウェブサイトから引用)

ライブ会場で専用のイヤホンを付けて、自分好みに音声をミックスしながら聞く事ができるアプリ。例えばボーカルの声をもっと大きく聞きたい時や、重低音を強くしたい時など、同じライブ空間にいながら個人の好みに合わせて音楽を楽しめます。


Holoride

SXSW 2020 Pitch | Augmented and Virtual Reality

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(画像は企業ウェブサイトから引用)

乗り物での移動時間を利用したVRゲーム。車の後部座席に座って窓の外を見ると、空想の世界を走っているような体験ができます。カーナビのデータや位置情報を取り込む事で、実際に信号待ちで止まったり、現実の風景を取り込んだ演出が可能。


Wardrobe

SXSW 2020 Pitch | Consumer Technology & CPG

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(画像は企業ウェブサイトから引用)

クリーニング屋をハブにした貸したい/借りたいのマッチングプラットフォーム。クリーニングに出し(預け)ながら、人に貸し出して収益を得ることができます。出品した洋服は撮影されてアプリに入るので、バーチャルクローゼットのようでもあります。


UNUM

SXSW 2020 Pitch | Consumer Technology & CPG

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(画像は企業ウェブサイトから引用)

耳を塞がないヘッドフォン。どんな時でも常に身につけながら行動する想定で、音声でのAR体験も見越したデザインになっています。「ながら」が常時になるためのデザインと言えます。


VISIONGRAPH Inc.では、SXSWをはじめとする様々な海外イノベーション事例に基づくリサーチやコンセプトデザイン等を行っております。勉強会の開催など、ご興味のある方はこちらからお気軽にお問い合わせください。





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