なぜ試験3ヶ月前に合格を確信できたのか(大阪大学医学部学士編入)
証拠はこちらです。投稿日を見るとわかります。
合格を宣言している人はほぼいないと思います。
成功者バイアスとはよく耳にするとおもいます。
合格者の中には再現性のある受かり方で受かった人(もう一回受けても受かる)、運良く受かった人がいます。
ただ合格者であることは同じなので、たまたま受かっただけにもかかわらず、ものすごく饒舌になる人、いますよね。
私は、結果うんぬんよりも、目標達成に必要だと考える3項目が満たされた瞬間に目標達成を確信します。もちろん、たまたま失敗する場合もあるかと思います。しかし、私はこれまで高校受験、大学受験、大学院入試、就職活動、出世競争、今回の医学部編入試験の全てで無敗を誇っています(出世については私自身興味がなかったので目標には掲げていなかったです。前半で成功して、現在失敗している人ほど憎悪の塊になりがちですが、単純に各ステップで必要とされる能力の分析不足な気がします)。
だからといって、地頭がいいというわけでもなく、頭の回転はむしろ遅い方だと思います。普通の飲食バイトとか結構苦手です。
なので、比較的再現がある項目ではないかと思い、共有いたしました。
ちなみに、上記の投稿をした時点では阪大の過去問が生命科学以外、合格点に達するレベルではありませんでした。
目標達成に必要な3つの項目
目標達成に必要なレベル(学力)と今の自分の能力との乖離を正確に把握している
目標達成に必要な計画(勉強計画)が適切であり、設定したスケジュールも妥当である
気合いが十分である
1.目標レベルと自己の乖離の把握
1.を分析することで、目標達成に向けて自分に何が足りないかが明確になります。また、重要な点として、《とにかく学力が足りない》など抽象的な分析は意味がないです。
例えば、私の物理を例にあげますと
阪大物理は解けないどころか問題の意味もわからなかった
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頒布会おすすめのマセマを見ても、まず問題の意味がわからない
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頒布会の方の経歴をみると大学物理受験者がほとんどで、皆物理の素養はあったと予想された
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初学の私は高校レベルから始める必要があると予想
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高校レベルを網羅した後にマセマや阪大物理の問題の言葉がわかるようになったが、問題は解けなかった
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マセマを何周かしても、近年の阪大物理は解けなかったが、なんとか書くことはできる(おそらく0〜10点くらい?)
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あとは不足する部分を学習すれば40,50点くらいは取れるだろうと思えました。
ここまで来て、1の項目達成です。
注意点として、物事を客観的に見ることが苦手な方は、必ず他者に意見を求めることをおすすめします。また、意見を求めた際に素直に聞き入れることも重要です。会社でもそうですが、頑固な人は成長速度が遅いです。勉強でも同じと考えていて、自己分析が適切でないのに頑固であれば、間違った方向に努力を続けてしまう可能性があります。まずは感情やプライドを抜きにして、事実をありのまま受け入れると良いと思います。
私もこんな偉そうに言っておきながら、医者人生が失敗に終わったら、それはそれで自分の能力として受け入れようと覚悟しています。
2.目標達成までのプロセスの具体化
2については、1で導き出された項目に対してどうすれば目標を達成できるかプロセスを具体化しスケジュールに落とし込む作業をいいます。
⚫︎一日にどれくらい集中できる勉強時間を確保できるか(気分が乗らない日も含めた平均時間)
⚫︎初学の参考書、学んだ分野の演習書で大体1周をどのくらいのペースで進められるか。
⚫︎どのくらいやれば定着を実感できるか。
大体このあたりの情報を抑えれば目標達成までの勉強計画が立てられます。
なので、2を達成するためにはある程度、経験(勉強量)を積む必要があります。
定着の実感は結構ハードルがあって、わからないままの場合もあるかと思います。自分もこの点は最終的にはっきり答えが出なかったです。
どうすれば実感できるかについては、演習を積んだ問題の類題が解けるか否かだと思います。
演習書を何周もすると、場合によっては解答のほうを先に覚えてしまい、本質的な理解ができていないために類題が解けないといった状況に陥ります。これはまったく理解できていない状態です。
類題を、完璧ではなくても大体解けるかな?くらいで定着okと判断して良いと思います。
3.気合い
意外と盲点で、特に低迷時期に重要だと考えます。
例えば1,2さえわかれば、あとはスケジュールに沿ってタスクをこなすだけでいいと思う方もいます。
ただ目標レベルが高く、自分の能力と乖離があって、なおかつ期間も少ない場合は、毎日そのプロセスをこなすために多くのエネルギーを注がなくてはいけません。
もちろん、人間なので、やる気がない日もあったり、なんなら目標を下方修正することや諦めたりすることもあるかと思います。そういった気分が低迷した時に必要となるのが3点目の気合いです。少し脳筋っぽくなってしまったので、正しく述べると、なぜこの目標を達成しなければいけないのか、その目的が明確であればあるほど、低迷時期にも自分に負けないです。編入試験は孤独なので、自分を律して勉強をするのは大変です。ましてや働きながらは本当にきついです。
しかも働いていたら、医学生になると収入ガタ落ち、人によっては生涯年収的に今の仕事のほうがはるかにいい場合もあります。年齢をくっている人は勉強面でも体力面でも劣勢に立たされるかもしれません。そんな厳しい状況なのに、なぜ医学部に入って医師になりたいのか、常に自問自答して明確な答えを早めに導き出すことをお勧めします。わからなければ誰かに相談することを強くお勧めします。
以上、私が目標達成に必須と考える3項目の説明でした。
どなたかの参考になれば幸いです。