なぜ、新しいプログラム言語を覚えるのは難しいのか?〜Pythonに行き詰まったITインストラクターの気づき〜
みなさん、本年もよろしくお願いいたします。
ITインストラクターの竹内愛美です。
2021年はこれまでのOA(Excel、ExcelVBA、RPA)講師としてのみならず、さらに活動範囲を広げていく決意でおります。
いま力を入れているのは、昨年から取り組んでいるのがPython。
ところがこれがなかなかうまくいかない。
VBAやRPAでなら、ヒアリングした要件をプログラムに落とすことができるのに、他の言語になると途端にできない…。
演習問題とやらを解くのだけれど、全く作ることができない。
なんでだろう??
しばらく(といっても数ヶ月ほど)、そう思っていました。
今日は、はたと気がついたことがあるので、書いてみることにします。
私は、VBAに触れるまで、大抵の仕事を関数を組み合わせることで行ってきました。ツールを作成している張本人である私は、やりたいことを理解していたのです。
やりたいことがきまれば、どうすればいいかは本なりネットなりで調べれば情報が入ってきます。
仕事でVBAを覚えることになったとき、この方法を使いました。
この時にやらなかったことがあります。
それは、コードをまるまるコピーすること。
逆にかならずやったことがあります
それは、複数のサイトをみて比較すること。
理由は、自分にとって理解のできる表現を探すためです。
(決して、どのサイトが素晴らしいとか言っているわけではありません。)
正直に言いますが、人にVBAやプログラミングを教える立場になった今でも、文法は曖昧なままです。いちいち「あれ?あのループはどうやって書くんだっけ?」なんて言いながら、私のバイブルである2冊の本で調べることはしょっちゅうあります。
あれ?って思いませんか?よくそれで教えられるなと、教えられるんです。
目の前に文章やプログラムがあると思い出せるんです。
これは私の性格のせいなのかもしれませんが、暗記ごとは苦手です。
少し話がそれましたが、今回の振り返りから、
新しいプログラミング言語を学ぶ時に大切なことは、
プログラムの文法を学ぶことではないということに気づいたのです。
プログラミングの理論は
「上から順番に」「分岐をしたり」「繰り返しをしながら」
「さまざまな変数をつかって」これらを組み合わせながら作る。
その延長上にこれ以外の要素が含まれていると思えばいいと思っています。
それより大事なのは、
一つ一つの機能の完成形を想像することができることなのです。
そう考えると、Pythonで何ができるんだろう、本を読んでコードを打っている時に、完成形って想像できていたかな?と若干自分が恥ずかしくなりました。
そりゃそうです。ハンバーグを作りたいのにすき焼きの作り方を調べたりしないですもんね。
大きな気づきを得た2021年の正月でした。
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