『塞王の楯』
昨年末に穴太衆の末裔の方が彦根城の石垣の補修について語る番組を見ました。「石の声を聴く」。もともと野面積みが好きなので、本物さんだあ♡と楽しく拝見しました。
この本の主人公が、その穴太衆の話
今年11冊目
実母の本棚より
直木賞受賞作なので、まだ本屋では平積みされています。さすが今村翔吾先生、軽やかに話が進んでいくので読みやすいし次が気になって気になって。繁忙期でなければ1か月かからずに読了したと思います。毎晩、もうちょっと読みたい~と残念に思いながら本を閉じていました。立花宗茂がなぜ関ヶ原の戦いにその名を見ないのか、ようやくわかりました。
息子の本棚にある『日本名城百選』によれば、ラストシーンとなる大津城はその後移築されて彦根城の天守閣になったとされています。現存12天守の彦根城に昨年行きましたので、ラストシーンはあの彦根城のイメージでハラハラしながら読みました。
ニコライ二世が切り付けられた大津事件現場には行ったことがあるのですが、大津城跡にはまだ行っておらず。坂本のほうに「穴太積みの石垣」があるらしいので、日吉大社参拝の折に石垣を眺めてみたいと思っています。
ちなみに私の推し石垣は、愛媛県の宇和島城の野面積みです♡