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親にできる唯一のこととは。
「ママ、俺そろそろひらがな練習するわ。読めるけど、2年近くやってないから忘れちゃって書けないみたい出し〜」と笑いながら
1年半自主休校中(不登校とも言う)の息子(小4)が言うのだけど
「ひらがなかけたらいいな〜って思ったことに気付いたんだ〜」
とだけしか、
母は大した切り返しトークも出来ずです。
いいね〜とかすごいじゃん〜とか言うと
うちの息子は、「そこ、褒めるとこ?」と若干キレ気味になりますので
目の前にある「事実」を切り返すことがわりかし塩梅がいい気がしてます。
そんなわけでどうしてそんなことを言い始めたのかと考えておりましたが
ここ2週間くらいですね、
9歳には難しいことかもしれないけど
「自分で決める」ことを
ひたすらに実践中してもらっています。もう、毎日の生活をほとんどのことを「自分で決めて」もらっています。
もし小学校に行っていたら
毎日の時間割は決まっています。
何時に何をするか決まっています。
宿題も決まっています。
お昼ご飯も給食の献立が決まっています。
だけど、息子は行きません。頑なに行かないことを選択中。
それならば。自分で決めて、どうなるか経験したらいいんじゃなかろうかと。もちろんママの「見守り」つきですけど、基本的にはアドバイスや提案は聞かれない限りしないを私のルールとして「見守り」してます。
夜遅くまでゲームやめない時は辞めるまでママも寝ない。
寝ない日が続いたら自分やママに何が起こると思う?わからないならやってみればいい、と体を張って接する日々。もちろん私はすぐ眠くなります。
毎日小学校に行かないで何をするか。
スケジュールを決める。
朝ごはん何を食べたいか。
食べるものを自分で決める。時には自分で作る。
自分で出来ないけど、どうにかしたい時は
どうやって、どんなタイミングで誰にお願いするか。
自分で決める。
いつ寝るか、いつ歯磨きをするか、いつお風呂に入るか。
いつゲームをやめるか、いつ始めるか。
そのタイミングを自分で決める。
お友達が遊びにきたら遊ぶかどうかを決める。
色んなところで今まで、いかに、
生活の中の、家の中での行動を
いつするのか、しないのかって声のかけ方ばっかりしてしまっていたなあと反省。今更ですが。
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だけどやっぱり9歳です。
そこは「自分で決められない時」も、もちろんあるわけで。
そんな時はお約束があります。
「自分で決められない時は相談の上ママが決める」
「命に関わる危険な状況とママが判断した場合はママが決める」
これだけは、守ってね。と約束中、今の所守ってくれてます。
凄まじい意志の強さがあるみたいで、
感心することもしばしば。
彼の決めることは全てにどうやら意味があることのようだけど
私には到底計り知れず。
親に出来る唯一のことはなんだろうと思い、悩み、考えてみるのだけど
やっぱり「心と体で接することだな」と思ったのでした。
彼の決めたことを心で受け止めて、一緒に体を使って経験する。
今は本当にほとんど言葉がいらないくらいだなと思いながらならば言葉を発することがあるならば、大切なことだけ言葉にしていられる自分でありたいと思うのでした。