農家レストランをする時のポイント (農業)
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。今日は農家が農家レストランをする際のポイントについてお話いたします。農業者が一般的な洋食レストランや和食レストランを経営してもおそらく成功は難しいと思います。農家が農家であるというブランドを使わずに単に普通のレストランをすればそれは単に世の中にたくさんあるレストランにすぎません。 農業者としての強みを徹底的に活用しなければ数ある飲食店に埋もれ熾烈な競争に巻き込まれてしまいます。
消費者の共感も得ることはできないでしょう。何よりも大事なことは 消費者が農家のレストランに何を期待しているのかを理解しそれに答えていくということです。
農家レストランは 「農家」と「レストラン」に分割できるが、農家レストランの軸はあくまで「農家」にあって「レストラン」ではありません。 レストランを農家が経営するのではなく、 農家が「農家レストラン」を経営するのです。気をつけなければいけないのはレストランの土俵に上がってしまうことです。レストランの土俵に入った途端に熾烈な競争に巻き込まれてしまいます。では、いかに一般のレストランと土俵を変えるのかですが、具体的には新鮮な素材をふんだんに使えるという農家ならではの強みを生かすなど農家にしかできないことで勝負するという発想が大切です。
例えば イチゴ農家であれば畑でお客さんが摘んだいちごをスイーツに加工してデザートに出すとか、メロン農家であればメロン農家だからこそできる100% メロンジュースを提供するとか。。
顧客にとっては 農家がふだん食べている食も魅力的ですね。
農家にとっては当たり前で、こんなもので都会の人が喜ぶはずはないと決めつけてしまいがちですが、農村の日常的な食事はおそらく多くの都会の人々にとっては日常ではありません。都会の人々にとっては農産物のプロである農家がふだん食べている農産物は美味しいはずだという思い込みもあります。
農家がふだん食べている食事に価値を見出しているので、都会のレストランのように極端にスタイリッシュにしてしまうのも良くないと思います。 農家らしさが失われてしまうからです。農家らしさを感じられないと消費者の共感を得にくくなります。
農家らしさをしっかりだして、農家だからこそできる料理・サービスを考えましょう!
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