食生活の変化に対応せよ! (農業)
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。野菜を食べている消費者の食生活のスタイルが大きく変わってきているのを農家の方は気づいているでしょうか?
今後、農家が持続的に生業として農業をしていくためにはこういった変化にも対応していく必要があります。
1970年代や80年代ごろはまだ家でお母さんが梅干しや漬物を漬けたりしていませんでした?1960~70年代では味噌も家で作っていましたよね?
今ほどにはまだまだ加工品や冷凍食品が充実していない時代は、生鮮野菜を買ってきて家で加工するのが当たり前でした。
しかし今や加工された食品が食卓を大きく占めるようになりました。
もう少し見てみると、国民的にみんなが大好きなカレーですが、2017年にカレールーの売上高をレトルトカレーが上回りました。この背景には共働き世帯の増加などで時短ニーズが高まっていることがあるといわれています。ともあれ、生鮮野菜を買ってきて家でカレーを作ってたべるよりも、レトルトのカレーを食べることの方が多くなったということです。
これらのことが農業とどのような関係があるか。。。。
購入するのが一般消費者や食品製造業者かによって、野菜に求められる品質、求められる量、求められる価格、求められる規格が違ってくるということです。
農家もこういった食品製造業が求める農産物を生産していかなければいけませんが、下の表でわかるように、特に加工業務用領域を海外からの輸入農産物がどんどん幅を利かせてきているというのが現状です。
(悔しいですね・・・。)
このように農産物の消費市場の変化を見極め、その変化に対応していくことがこれからの農家の生き残り戦略として必要になってきています。
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