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"農業+観光" でリピーター獲得!

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。今回も農業の持っているポテンシャルについてです。農業を農産物をつくる1次産業としてだけでなく、農業+体験、農業+地域を組み合わせていくことで、まだまだポテンシャルがあると思っています。

特に農業と観光は極めて親和性が高い産業です。現代の農業には地域の農産物を売るという発想だけでなく、農産物のある地域を売るという発想が求められていると考えています。
その土地ならではの食との出会いが地域の農産物への評価を高めるだけでなく、地域そのものの満足度にも結びついていきます。
単なる名所旧跡への観光は一度行けば「もう行ったので」となり、リピーターにはつながりにくいですが、産地への観光はもう一度、あれを食べたい、また あの生産者に会いたい、またあの空気を吸いたい、またあの自然に癒されたいと リピートが期待できます。農産物のブランドを強化するために最も効率的な方法も産地に来てもらい、そこで美味しい農産物を食べてもらうことだということができると思います。

これは農業者にとって地域のホテル・旅館・旅行会社などの観光業者との連携にもつながります。農場は 農産物を生産するだけの場所ではなく、農場そのものがコミュニケーション空間となります。農業者が農産物に込めた思いを伝える場所なのです。これからは農業と観光を積極的に掛け算することを考えていきましょう。

農業と観光の親和性を指摘しましたが農村観光に魅力を感じている人々もいれば都市への観光に魅力を感じる人々もいます。ある調査によると 回答者の約3割が都市への観光よりも 農村への観光に興味を感じるという結果もあります。
実際、私たちもたまにはゆっくりしたいよね~と思ったとき、田舎の農村を思い浮かべたりしますよね。

農村観光には確実な需要が存在しているこということです。都市観光をしたい人たちを農村観光に目を向けさせるよりも、もともと農村観光に魅力を感じる人々を確実に引き付けることが効果的です。農村観光に魅力を感じる人々いったいどんな人なのか特性を調べ、その特性に適合した マーケティングを実行できれば無理な売り込みをしなくても顧客の方からやってきてくれるはずです。農村観光に魅力を感じる人々主な傾向として以下の特徴が挙げられます。

1、 現地の人々との出会い交流を重視している
2、 自然を重視している
3、学びを重視している
4、体験を重視している
5、その地域 ならではの 商品や食を重視している

旅行会社などと連携してこういったタイプの人に農村観光の情報を届け、農村で過ごす心地よさ、癒しなどを体感してもらいつつ、地域の農産物を味わってもらうことがリピーターの獲得、ひいては地方の活性化にもつながります。


【問い合わせ】
TEL 080-3396-5399
MAIL t.ogawa19720117@gmail.com

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