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春先は日射量が増えてくるのでご注意を! (農業)
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。
まだまだ寒いですが、春分も過ぎて着実に季節は「春」になってきています。春分の日とは昼と夜の長さが全く同じになり、この日を境に昼がだんだん長くなっていき夜が短くなる、季節の節目となる日です。
しかしまだまだ寒いので人間の体感ではまだ「冬」の感覚もあるのに、現実的には日射量は増えてきているのがややこしいところですね。
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まだまだ寒く「冬」のイメージがあるのに、日射量はしっかりと着実に増えている、、というこのギャップが農業初心者には難しいところではないかと思います。
特にハウス栽培をしていると、ハウスの外は寒いのに、ハウス内は日射量に比例して暖かくなるので、これから4月~5月にかけて葉の萎れなどが発生してしまったりします。
人間の感覚は曖昧なものなので、やはりデータを見て栽培管理をしていかなければなりません。
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上記のグラフは縦軸は「気温」、横軸は「1日の日射量」を表しており、月ごとにどのようにシフトするかを表しています。
これを見ると、1月→2月は気温は上がらないけど、日射量は着実に増えていることがわかります。2月→3月は急速に気温が上昇しています。3月→4月は気温も上昇していますが、それ以上に日射量が大幅に増えていることがわかります。
つまり3月→4月は日射量が増えているので、光合成が盛んにおこなわれる状況にあります。そのため光合成の材料となる水量(潅水量)とCO2量を増やしていく必要があります。
しかし人間の肌感覚で考えると、まだまだ寒いので潅水量をついつい控えめにしてしまいがちになります。
こういった変化を見逃さないように栽培環境のモニタリングシステムを入れるなどして、データで管理することで、人間の感覚という曖昧なものに頼らない管理をすることが必要です。
データの活用がこれからの農業には必要になってきます!
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