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月の満ち欠けと植物 (農業)
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。明日(6/14)は満月ですね。
実は昔の日本の暦は月の満ち欠けの29日周期が基準でした。そしてこの暦に沿って農業も行われていました。
月と地球、太陽の位置関係で月の満ち欠けが起こるのですが、これは地球に及ぼす月の引力とも関係があり、干潮・満潮など海の海水面の高さにまで影響するほど、実は地球や地球にいる生き物は月の引力の影響を大きく受けています。
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人間や植物も体の構成の70~80%は水分でできているといわれています。そのためこの月の引力の影響は少なからず受けているといわれています。
満月には生き物は生殖機能が高まり(?)、植物の栄養生長は弱まり、生殖生長が強くなるといわれています。細胞分裂が高まり花芽分化・着果促進が強くなるそうです。また他の生き物も生殖機能が高まるため、満月には害虫などの産卵が多くなるらしいです。
一方、新月の時はその真逆で、栄養成長側に傾き細胞肥大を促進する方向になるとのことです。
確かに植物ホルモンであるオーキシンは中学生の理科でも習ったように重力屈性があり、重力の影響で植物、茎葉は重力と逆方向に伸び、根は重力方向に伸びるということを学びましたので、そう考えると植物の生長が月の重力の影響を受けるのは当然のように思います。
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このように植物や他の生き物の生態を理解すれば、例えば、満月には害虫の産卵が多くなるので、満月の前に防除をするなど農業に利用していけますね。
現在の農業ではこういった月の重力などはあまり視野に入れていませんが、昔ながらのこういった知識も深いものがあると思いますので、栽培技術に取り入れていくのもよいように思いますね。
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