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小規模農園の経営は厳しい? (農業)

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。日本の農業は農園の1つ1つの規模が小さいから諸外国の農業に太刀打ちできないといった話をよく聞ききますよね。
規模が小さいと収穫作物から得られる収益に対して、必要な設備などの費用が高すぎるため設備投資できず、いつまで経っても農作業の効率化が進まない。そのために日本の農業は他の国の大規模農園にコスト競争力で勝てない、、という話が多いと思います。

これは一面としては正しいと思います。
しかし、小規模農園の経営環境が厳しい原因は、これがすべてだとは思いません。

むしろ国内マーケットにおける昨今の社会的風潮、価値観は小規模農業に追い風が吹いているように思います。
そこで国内マーケットにおける昨今の社会的風潮、価値観について見てみたいと思います。

昨今の消費者ニーズである「多様性」、「品質」、「専門性」、「感性」、「心の豊かさ」、「地域」といった観点からすると、小回りが利き、個性やこだわりを出しやすく、自由度のある経営ができる小規模農園の方に有利になっていると思います。
そう考えると今は“小規模=弱者“ではない時代ということです。
消費者の動向や消費者の望んでいるものを素早く的確にキャッチし小規模農園だからこそできる小回りの良さを活かし、しっかりとニーズに対応していくことが小規模農家にとって大事だということだと思います。

大きい農園の方が強いと規模拡大だけを追求するのはむしろ危険かもしれません。

大規模農園には大規模農園のメリットがあり戦い方があり、小規模農園には小規模農園ならではのメリットがあり戦い方があります。

よく言われる「愛される農家」とか「顔の見える農家」とかいうのも、小規模農園ならではのメリットを活かし、消費者の望んでいることにしっかりと答えた結果、得られるものだと思います。


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TEL 080-3396-5399
MAIL t.ogawa19720117@gmail.com


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