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自分らしく生きる

※所要時間4〜5分 ※読みやすさ★★★☆☆ ※激励度★★★★★

「これから先何したらいいんだろう?」「皆はやりたいことや進みたい方向性が決まっているのに自分はまだ決まってない...」「あれもやりたいし、これもやってみたい!あれ?結局何がしたいんだろう…」自分の将来について漠然とした不安や焦りを持っている人も少なくないでしょう。でも、その過程もあなたの人生の一部であり、必要不可欠なものです😊


· 劣等感は単なる自分の思い込み
オーストリアの精神科医、アルフレッドアドラーは劣等感をドイツ語で「Minderwertigkeitsgefühl」という言葉で表しました。Minder=「〜より少ない」wertigkeit=「価値」gefühl=「感覚」辞書的な意味はこのように表され、「価値がより少ない感覚」つまり、「自分には価値がない、この程度の価値しかない」という感覚を抱くことを劣等感と呼んでいるのです。
しかし、これは自分自身には価値がないのだという絶対的な価値判断ではなく、相手と比べて価値がないのだという相対的な価値判断であり、主観的な解釈によるものです。「○○は自分のやりたいことが決まってる。まだ決められてない私はどうしようもない人間なんだな、無能なんだな」このような思いを抱き、劣等感を感じたことのある方もいたかもしれませんが、それは、主観的に相手と自分を比較したからこそ生まれた劣等感です。
私たちを苦しめる劣等感は客観的な事実ではなく、主観的な解釈によって引き起こされるものです。そして、主観的な解釈には自由に意味づけできるという利点があります。短所だと思われることも長所として捉えることができるのです。「自分は何も決まってない」ということは、「自分にはあらゆる分野や方向性に対して無限の可能性がある!どの道に進むかという選択肢がたくさんある!」このように勝手に自分で思い込んでいいんです😌
思い込みや妄想ばかりで自分には可能性があると暗示をかけ続けるだけで行動しないのは本末転倒です。最後は、行動を起こすほんの少しの勇気が必要です。
そのきっかけとして前向きな解釈を心がけてみましょう🔥😊

·人生は競争ではない!
私たちは劣等感と対をなす普遍的な欲求を持っています。
それは、優越性の追求です。
これは、向上したいと思うこと、理想の自分に近づきたいと願うことを指します。たとえば料理人なら、自分の腕を磨き、よりおいしいものを作れるようにと願い努力するでしょう。資格を取るために勉強することも現状の自分から脱却し自分の理想に近づくための行動とみなすこともできるでしょう。しかし、ここで注意しなくてはならないのは、優越性の追求とは、他者よりも優れていようとする欲求、他者を蹴落としてでも上に昇ろうとする欲求ではないということを理解しておかなければなりません。
人生を生きるというのは、同じ平らな地平に前を進んでいる人もいれば、その後ろを進んでいる人もいるということをイメージしてください。人それぞれ進んできた距離や進むスピードは違っても、皆前に進んでいるのです。つまり、一人一人の経験してきたことや生きてきた環境は違うし、夢や目標に向かって突っ走る人もいれば、そういうものを探している人もいる。それでも、その人のペースで、その人のやり方で人生を生きているのです。
優越性の追求とは、自分の足を一歩前に踏み出す意思であり、他者より上をめざさんとする競争の意思ではないのです。


今の自分の現状を嘆くのではなく、その現状にポジティブな意味づけをしていきましょう。その現状に直面している理由、その現状を乗り越えた先に何があるのか、どんな自分に成長しているのか。歩みを止めている場合ではありません。自分のペースで一歩ずつ着実に自分の道を進んでいきましょう。

今の自分よりも前に進もうとすることにこそ価値があるのだから😌🍀

少し専門的な内容や表現で退屈になってしまったでしょうか?
もしもこの記事が少しでも参考になってくれれば幸いです😌「何か元気が出た」「自分ももう少し頑張ってみよう」そんな風に思ってくれた方々、いいねやコメントお願いします😊

[引用・参考文献] 岸見一郎、古賀史健 (2013) 『嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え』 ダイヤモンド社

【この記事を書いたKohyoの自己紹介】
ドイツで大学生をしながら、プロサッカー選手の夢を追い続け、負けじ魂で自分の道を突っ走ってきた生粋の挑戦者。自分の今までの生き方や海外での暮らしや大学生活、日本では味わえないような破天荒な?経験を発信していきます😊