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#5 儚い煌めき

 ここ数週間かけて、「夢色パティシエール」のアニメ全50話をようやく見終えました!(10年以上前の作品ですが…笑)

 このアニメには原作となった漫画があるのですが、普段全くと言っていいほど漫画を読まない私が、小学校時代に唯一どハマりした作品が、この「夢色パティシエール」なんです!(妹にめっちゃ勧められることがなければ、おそらくこれも読んでなかった笑)

 漫画と話が変わったり付け足されたりしている部分はあったけど、アニメのいちご(主人公)は、漫画を読んで想像していたいちごそのままで、すごく懐かしい気持ちになった…💭

1巻より

 この作品は、スイーツが大好きな中学2年生の天野いちごが、アンリ先生(天才パティシエ)のスカウトを受けて、パティシエを育成する学校である聖マリー学園に転校し、スイーツ王子やスイーツ精霊をはじめとする仲間たちと共に、パティシエールを目指すお話です。 

 最初は卵を割ることさえうまくできなかったいちごが、誰よりも努力を重ねてお菓子作りの腕を上げていく姿は本当にかっこよくて、いちごがスイーツ王子たちと一緒に作るスイーツは、どれもとても美味しそうで。

 初めてこの漫画を読んだのは小5の終わりから小6の初めあたりだったのですが、気づいたら何度も繰り返し読んでいました。そして、夢パティに憧れた私はいつしか、いちごたちのように、誰かを幸せにすることができる素敵なスイーツを生み出すパティシエールになりたいという夢を抱いていたんです。結局、中2の夏休みにあったケーキ屋さんでの職場体験をきっかけに、その夢はなくなりましたが…。理由は明確で、現実を知って自分がやりたいことと違うと気づいた時、なりたいという気持ちが一気に冷めてしまったからです。漫画への憧れという単純な動機だったから、そりゃそうなるよねって感じですが笑。
 でも、それまでの約2年間は本当に夢を見てたなと…。今は、良い意味でも良くない意味でも、あの頃よりいろんなことを知っているし経験しているから、ちゃんと現実を見て、その上で目指したい目標ができたけど、自分が現実的なことしか考えなくなっていることに対して、ふとした時に虚しさのようなものを感じたりします。
 たとえパティシエールになるという夢を失ったとしても、あの時感じていた胸のときめきは大事にしたい。じゃないとつまらない大人になってしまいそうなので笑。(もちろん、今の教員になるという夢だって、私にとってすごく大切なものだし、夢が変わったことについては何も後悔してないですが!)
 夢パティはいつまでも私の憧れです🫶

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