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あなたは誰にもならなくていい
いつも私は誰かになろうとしていた
「社会人にならなきゃいけない」「お金持ちでなきゃいけない」
社会というレールから外れたら、人生は終わるように思っていた
しかし手術から4年経ち、ふと人生を振り返ってみると
私の無駄だと思っていた行動一つ一つが無駄ではなかったんではないかと気づく
人生というのは、小さい頃の自分が思っていたようにならないことが大半で、思うようにならないから「こそ」面白いんだと
思うように生きていたら私はきっと、今よりつまらない人生を歩んでいたし、つまらない上辺だけの人間になっていた
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私は、22歳で脳腫瘍がわかったとき、生きるか死ぬか以前に
((社会というレースから外れることが何より怖かった))
自分はもう社会に戻ってこれないんじゃないかと
幼いころにテレビで見ていたような、誰もが憧れる「エライヒト」になりたくて、趣味や好きなことを捨てて、必死に勉強をして大学へ進学した
病気は、そんな私の人生計画は壊すモノようなだった
誰もが一度は感じたことのあるような「あ終わりだ・・・・・・・」みたいな感覚にも近い
もう人生が終わるならいっそ死に際ぐらい自分で選べたいと全てに絶望していた私に、
母は「あなたが生きててくれるだけで十分なんだから」といった。
その言葉に、私は堪えられないほど泣いたことと、こんなにも私を支えてくれる身近な人の大切さを自分は見失っていたんだなと反省した。
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いまになり振り返ってみれば、病気手術リハビリは、私にとって「とても大切な経験の一つ」になっていたんだなと感じる。
そして、未だ私の頭の中に残るこの腫瘍も、きっと何か大切なモノに気づかせてくれるきっかけなんだと、そう思えた朝でした。
本当に大切なモノっていうのは目には見えないんだね
皆さんにとって素敵ないちにちのはじまりでありますように