みらいまちラボのはじまりを紹介します!
こんにちは!みらいまちラボ リエゾン・スペシャリストの野口です。普段は東京赤坂にある博報堂という広告会社で働いています。みらいまちラボではプロボノとして、人と場所、人と人、人と未来をつなぐお手伝いをしています。
「リエゾン」とは、フランス語で「連携・橋渡し・つなぐ」という意味で、みらいまちラボに関わるにあたり、代表藤野に授けてもらいました。わたし個人、「広告」という情報をつなぐ仕事が大好きだし、「つなぐ」という仕事が自分のライフワークだと思っており、みらいまちラボでもその役割を発揮できればと日々研鑽をつんでおります!note でもイベントでも、みらいまちラボとのつながりを持ってくださったら嬉しいです!
さて今回のnoteでは、前回のnoteに続いて、「みらいまちラボのはじまり」を紹介していきます!前回、野口の熱量と文字数が多すぎて、活動拠点となるダーラダチャの誕生までしか記せませんでした・・・!
いわゆる”ハコ”となる場所ができたのち、肝心の中身、”ヒト”はどう集っていったのか?みらいまちラボはどんな体制で始まったのか?そのあたりをフィーチャーしてまいります!
みらいまちラボ 組成に至るまで
「視点は日本全体 そのために朝日町で何をするべきか」
ものの10秒で決断した空き家購入でしたが、地方に不動産を持つということの意味を藤野はよく理解していました。
別荘として使うために古民家を買ったわけではない。古民家活用のケーススタディとして買ったわけでもない。大きな変化をもたらすためのスタートポイントがダーラダチャであり、長期的に大きな目標に向かうこと。そのための拠り所が家であること。その目標とは、日本をもっと元気にしていくこと。
藤野自身が起業家かつ日本有数の投資家でもあり、その目線は「日本を元気にする」ということにありました。朝日町の活性化、富山への貢献、という視点のみならず、日本をどう盛り上げていくか。そのために朝日町では、富山では何をするべきか、とい視点を持っていました。
富山県朝日町に「ダーラダチャ」という居を構えた藤野は、この視点を朝に夕に坂東と共有し活動の志を固めていきました。
持ち家率全国No1(約8割とのこと!)、教育水準が高く、老舗企業も多く暮らしが安定している富山県。(富山県のプロフィールはこちらから是非!)住みやすく暮らしやすく自然も人も豊かな場所、、、、と、富山のイメージはとてもいい一方でこんな記事もあります。
安定は言い換えれば「変化がない」ということ。富山県のいわば「保守的」な側面が、よいところをすべて飲みこんでしまいかねない。「消滅可能性都市」という言葉もそのような観点を凝縮していた言葉かもしれません。そして、この視点は、富山のみならずどんな地域でも大なり小なりあるものではないでしょうか。
「朝日町、そして富山という場所でよいニュースが生まれてきたら、きっと日本全体によい影響をもたらせる」
藤野はこの想いを持って、坂東と共にみらいまちラボの組成をスタートさせました。
みらいまちラボに集ってくれた心強い仲間たち
朝日町、というフィールドのみならず、富山県全体ひいては日本全体への取り組みにしていくためには、多くの人からの協力が必要です。
まずは、坂東の空き家問題解決におけるパートナー善田、藤野の人生のパートナーである麻裕美に、みらいまちラボの組成を相談しました。二人ともその想いに共感、協働を快諾し、「一般社団法人みらいまちラボ」としての組織組成がスタートしました。
この活動には富山県のキープレーヤーに関わってもらう必要がある。同じ志を持ち、熱量を持って一緒に動いてくれる仲間が必要だ。活動当初は予見できないことも多くあるため、組織の足取りを重くしすぎない人数での組成にこだわり、6人の富山人の力をいただくことを決めました。
◯河内 肇 株式会社河内屋 代表取締役社長
◯小路 晃 株式会社A-STYLE 代表取締役社長
◯濱 尚 元上場企業代表取締役社長 中小企業診断修得者
◯原井 紗友里 株式会社OZLinks 代表取締役 女将
◯前田 大介 前田薬品工業株式会社 代表取締役社長
◯源 和之 株式会社源 代表取締役社長
富山県では誰でも聞いたことのある会社、聞いたことのある名前の方々が揃いました。もちろん富山のみならず日本全国でもその名の知れた名士たちです!
スティック蒲鉾「棒’s」で有名な河内屋さん、富山県庁にも店舗を構えるラーメン屋えびすこの代表小路さん(Mr.プライドと言った方が通じる方も多いかもしれません!)、坂東と藤野の出会いをつくってくれた超敏腕ビジネスパーソンの濱さん(当時朝日印刷社長)、八尾町と富山観光の未来を描くイノベーター女将原井さん(着物アップサイクルブランドtadas代表)、富山を世界に拓く挑戦を続けるビジョナリー前田さん(ヘルジアンウッドオーナー)、みんな大好きあの「ますのすし」の源さん。
富山でも最強最高のメンバーがアドバイザーに就任してくださったことで組織の下地が整い、ダーラダチャで初の集いを行い、活動への想いを確かにしました。
いよいよ活動立ち上げへ
2019年4月。朝日町に春を告げる風物詩「春の四重奏」のタイミングで活動をスタートさせました。「第0回みらいまちラボ」と題し、ダーラダチャのお披露目、四重奏を始めとした朝日町の名所散策、藤野と坂東を軸として集った方々の交流をメインとしたものでした。
「希望最大化戦略と失望最小化戦略」
第0回のとき、藤野が使った言葉です。
「世の中には2種類の人がいる。希望を最大化する人と失望を最小化する人である。ここ富山県朝日町に休日を使ってわざわざ集まっているという人々は、間違いなく希望最大化戦略のひとたちだと思う。」
という藤野の話に、ダーラダチャに集った皆が心を掴まれました。
これからの世の中何が起きるかわからない。悲しいことつらいこともあるかもしれないが、いいこともあるはずである。課題が多くあるというが、それはビジネスチャンスが多くあるということ。そういう視点で朝日町を富山県を日本を世界を見渡してみたらどうだろう。チャンスがある。そう思ったら取り組めばいいし、そのときには仲間が必要になる。その仲間がここにいる。一緒に未来をみにいこう。明るい未来をつくっていこう。
実は第0回のとき、野口はまだ一参加者でした。希望最大化戦略という言葉、またこの集いにいたく感動しました。そのときつながった方々とは今でもあたたかい交流を続けています。ほんとうに貴重な集まりでした。
その後、代表藤野から声をかけてもらいプロボノとして事務局に参画し、今こうしてnoteを綴っています。綴りながら思うことは、「善のエネルギーは善のエネルギーに呼応する」ということです。
活動開始からこれまで全5回の勉強会を開催してきましたが、そこから生まれた新たなドラマ、ストーリーは枚挙にいとまがありません。信じられないような奇跡もあるし、このみらいまちラボがなかったら間違いなく生まれていない進歩・進化が無数にあります。みらいまちラボが宿す善のエネルギーに参加者の皆様が持つ善のエネルギーが掛け合わさると、強烈な化学反応が生まれます。その反応がよりよい未来を引き寄せます。こちらを読んでくださっている方々ともぜひ呼応していきたいです!
坂東の朝日町への熱量から、あるいは、藤野の日本への熱量から始まったみらいまちラボ。そのはじまりを紹介してきましたが、わかりにくいところはありませんでしたでしょうか?質問やご意見があれば是非コメント欄にお声をお寄せいただけたらありがたいです!
次回は、みらいまちラボで取り組んでいる活動をご紹介します。直近に開催し、多くの感動体験を生み出した第5回鳥羽周作シェフとのコラボイベントについてレポートします!是非またお読みいただけたら嬉しいです!
文責:野口真理子(みらいまちラボ リエゾン・スペシャリスト)