子どもが不登校なのは問題?

嫌がる子どもを無理やり登校させるそんな時代は終わりました。

論より証拠。公教育をつかさどる文部科学省は、2019年に「不登校児童生徒への支援の在り方について」という通知を学校関係者に送っています。この通知の内容は、一般の方にもぜひとも知っておいて欲しいものです。

かいつまんで重要な部分を引用。

●「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的にとらえて、社会的に自立することを目指す必要がある。

●不登校の時期が休養や自分を見つめ直すなどの積極的な意味を持つことがある一方で、学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在する。

●児童生徒の才能や能力に応じて、それぞれの可能性を伸ばせるよう、本人の希望を尊重した上で、場合によっては、教育支援センターや不登校特例校、ICTを活用した学習支援、フリースクール、中学校夜間学級での受け入れなど、さまざまな関係機関などを活用し社会的目的への支援を行う。

…など。

特に画期的なのは、フリースクールやオンラインの学習支援という道を、文科省が公的に認めた点。もはや、嫌がる子どもを無理やり登校させる時代は終わったのです。

ただ、文科省がこうした通知を出してもなお、多くの先生と親は「不登校は問題だ」という古い常識をもとに、嫌がる子どもをなんとしても登校させようとしています…。そして、その受け皿も徐々には増えてきていますが、全然足りない。

まだまだ課題はあれど、「不登校は問題ではない。大人として、他の選択肢も用意していかないといけない」と読み取れるメッセージが、教育のトップから発せられたことの意味は大きい。

不登校はもはや問題ではありません。学校に行くか、行かないかを選ぶのは、子供の権利です。子どもたちのために、常識をアップデートして、選択肢を整備していきましょう。

参考図書「悪い大人にお金をとられない全知識(著:イケダハヤト)」

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