【活動レポート】福島県聖光学院ミライラボ2024の取り組み(前編:アイデア創出から試作&テストまで)
聖光学院ミライラボとは
「ミライクルラボ」事業の一環である「地域ラボ」では、「ミライを築く、私たちの地元づくり」をテーマに掲げ、地元の学校と事業者が協力して、地域の子どもたちが自ら事業を考えビジネス創出と起業家精神の育成を促進しています。
2024年3月22日に、福島県伊達市にある聖学校法人 聖光学院 聖光学院高等学校、福島県南相馬市にある合同会社Hidaneと連携協定「聖光学院ミライラボ」を締結。
聖光学院高等学校×Hidane×ミライクルラボによる三連携協定で、福島県内の教育機関と事業者が連携し、起業家教育の実践と地域ビジネスの創出を通じて、地域社会の活性化を図ります。
2024年度は年間20時間ほど実践型授業を実施し、2025年2月までに地元物産を活用した製品の販売や、販売を通しての地域交流、地域のにぎわい創出を目指します。
詳細はこちら(https://tsucrea.com/news/10870/)
今回は2024年5月の最初の授業から、実際に生徒たちが商品企画・開発をして、地元のお祭りでテストマーケティングをするまでをご紹介します!
授業の様子(アイデアブレストフェーズ)
「聖光学院ミライラボ2024」は、進学探究コース11名と一緒にスタート。
まずは、「そもそもビジネスって何?」「どうしたらお客さんに買ってもらえるの?」「売れる価値ってなんだろう?」ということから、オリエンテーションは始まりました。
「選ばれる “付加価値”をつけるために自分のこと、地域のことを知ろう!」とグループワーク。
「4つの窓の自己紹介」で自分を振り返ったり、「一次情報・二次情報の集め方」に気を付けながら情報収集をしていきます。
いっぱい調べた情報を基にみんなでブレインストーミング。同じようなキーワードが出たり、違った着眼点からのキーワードも出たりと盛り上がりました。
次は、たくさんデータキーワードを基に、【聖光学院の皆が作る福島県伊達市の食材×入浴剤で商品アイデア】を考えます。
と言っても、いきなり商品アイデアを考えるのは大変!!
まずは「アイデアブレスト」のやり方を聞き、「共感マップ」シートと「ターゲットの基」シートをベースに、個人ワークでターゲット(未来のお客さん・ペルソナ)をイメージしていきました。
それぞれ考えたワークシートを基に、「同じような年代をターゲットにしている」人同士で4チームを結成。チームごとに、【ターゲットに選ばれる入浴剤】のアイデアを考えて、「ビジネスアイデア」シートと「商品発注」シートにまとめていきます。
アイデア例
◆ミドル世代向けに仕事の疲れに効くフルーツ入浴剤(傷がついて廃棄されるリンゴを使う。粉末で入れる量を調整することで効能や香りを自分好みに調整)
◆高齢者向けの柿の成分で心も体も若返るバスボム(あんぽ柿をイメージして、和紙で包んで紐で吊るして販売)
◆小学生以下のこどもをターゲットにしたフルーツ型バスボム(溶けるとそこから出てくるのは・・・)
◆20代の働く女性をターゲットにした4種類のフルーツバスボム(バスボムを組み合わせて楽しむ)
などなどたくさんの面白いアイデアが出てきました!!
授業の様子(試作品・テストフェーズ)
まずは作ってみないと始まらない!
MVP(Minimum Viable Product)として、みんなでバスボムづくりに挑戦!
取ってきたかやの実を使ったり、ドライフルーツをさらに乾燥機にかけたりとまずはベーシックなものを作ってみてから、混ぜるフルーツや香りや色を変えて、自分たちのコンセプトに近いプロトタイプ版の作成に挑戦しました!
試行錯誤する中で、11月に開催する「だてなフェス2024」でテストマーケティングをするため、「4種類のフルーツバスボム」を試作品として出すことになりました。
だてなフェス2024に向けての活動レポートは、後編をお待ち下さい♪