リモートワーク雑談のすゝめ-雑談で困ったときのネタまとめ-
先日以下の記事で、「リモートワークに足りないものは雑談だった」とまとめさせて頂きました。
雑談を重要と思っている方はたくさん多く、SNSでもそういった声はたくさん見られます。
一方で、いざ雑談を試みると、「あれフリートークだと何を話せばいいんだろう?」って思うことも多いと思います。
今回は、リモートワークの雑談で困ったときのヒントになる、話すネタをご紹介いたします。
リモートワークにおける雑談の重要性
改めて雑談の重要性について触れていきたいと思います。
雑談には以下大きく2つの効果があります。
【リモートワークにおける雑談の重要性】
①生産性向上
②会話のクッション(相談しやすくなる)
①生産性向上
雑談にまつわる話としては、ビッグデータの研究者である日立製作所の矢野和男さんの以下レポートがあります。
コールセンターの休憩時間中にパートの社員同士の雑談が弾んだ場合、センター全体の幸福度が上昇し、受注率が30%以上向上した
<参考:日立評論2015年6・7月合併号:ウエアラブル技術による幸福感の計測>
このように、適度に雑談を行うことは、生産性向上に貢献するのです。
また、雑談した当人だけでなく、集団全体に影響しているのも雑談のすごいところです。
②会話のクッション(相談しやすくなる)
雑談は話をスムーズにするためのクッションにもなります。
営業でいうアイスブレイクと同じ位置づけです。
何かを相談をするとき、いきなり本題に入ると受け手は身構えてしまうものです。
雑談をした上で、本題に入ることでスムーズに相談にも乗れるのです。
リモートワークでは、たたでさえ互いの状況が見えづらくなっています。
その中で、雑談がないと、効率的な業務やスムーズなコミュニケーションをしていく上で余計悪影響を与えてしまう可能性が高まるのです。
そリモートワークにおいても雑談は重要と言えます。
雑談で話すべきネタは?
それでは雑談ではどのような話をしていけばいいのでしょうか?
そもそも雑談には大きく2種類あります。それは、①繋ぎの雑談、②関係構築の雑談です。
①繋ぎの雑談
こちらはその名の通り、次に話したい話への繋ぎの雑談となります。
例えば、相手に仕事の相談をする時。
もちろん、天気などの話をしても良いのですが、話が終わった後に仕事の相談をすると少し唐突感がありますよね。
その際は、仕事につなげやすい話題にすることで、スムーズに次の話に行くことができます。(まさにクッションの役割です)
②関係構築の雑談
こちらは相手との関係構築を目的とした、まさに”雑”談です。
仕事・趣味・テレビなど相手も興味があることなら何を話しても大丈夫です。
相手の意外な点や興味を知り、相手と仲良くなるために何でも話す雑談となります。
上記2つの雑談があるといっても、実際に雑談しようと思うと、話すネタに困ることも多いと思います。
それでは、今回の主題でもある雑談ではどのようなネタを話せば良いのでしょうか?
リモートワークで話す際に役立つテーマを、「リモー(ォ)トワー(ァ)ク」の語呂に合わせて、私なりに考えてみました。
私の考える、リモートワークにおける雑談テーマは以下の通りです。
リ:旅行の話
モ:元○○な話(実は昔○○やっていました)
ォ:お仕事の話
ト:トップニュースな話(最近の個人的・社会的トップニュース)
ワ:笑った話(最近面白かったこと)
ァ:遊びの話(趣味、テレビ、映画、スポーツ等)
ク:食うの話(グルメ、好きな食事等)
ちょっと無理やり感もありますが笑、このようなテーマを頭の中で意識しておくと、自然に雑談がしやすいです。
テーマ別雑談の仕方
それでは、先ほどの「リモー(ォ)トワー(ァ)ク」毎に、雑談の仕方を紹介していきます。
リ:旅行の話
一つ目は旅行の話。こちらは関係構築を目的に主に使用できます。
相手が旅行好きであれば、間違いなく話が広げられるでしょう。
今はコロナで外出禁止ですが、結構旅行好きの人も多かったりするので、話のはずみになります。
話の始め方は例えば、以下のようなものが考えられます。
「一番直近で旅行に行ったところはどこですか?」
「海外旅行とか行ったことありますか?一番のおすすめはどれです?」
「コロナが終わったら一番最初にどこに行きたいですか?」
Withコロナでは、「コロナが落ち着いたらどういうところに旅行に行きたいか?」を話題にすると、閉塞した現状からワクワクした話ができるので、話やすいでしょう。
モ:元○○な話(実は昔○○やっていました)
こちらも関係構築目的で、「少し知っているけどさらに仲を深めたい!」時に役立ちます。
昔の話をすると、その人の意外な一面が見えることが多いです。
特に新しく入った社員など、バックグラウンドをあまり理解していない場合、実は意外な経験があったりと発見があります。
また、自分との共通点が見え、この後紹介する趣味の話に繋げられたりと、話題も広がりやすいです。
話の始め方は、以下のようなものが考えられます。
「○○さんって今の会社の前は何をやられていたんですか?」
「学生時代とかってどんな生活を送ってたんですか?」
「自分はサッカー部で10年以上サッカー一筋だったんですけど、○○さんは昔やってたことってありますか?」
私も試してみましたが、「学生時代は甲子園に出たことあるような高校でキャプテンしていました!」など、意外な一面を知れて面白かったです。
ォ:お仕事の話
こちらは、普段良く話すこともありイメージしやすいかもしれません。
前述の通り、相談したいことなど、本題に入るまでの繋ぎとしても使いやすいです。
あくまでも雑談なので、話し始めは「簡単な状況確認や自由なアイデアを基にしたディスカッションする」ぐらいの気持ちで臨むのがポイントです。
業務についてミリミリ話過ぎても気が休まらないのと、気楽な場でこそ良いアイデアが出るので、その点は注意しましょう。
(内容が盛り上がったので、そのままがっつり仕事に移るのはよいです。)
話の始め方は、以下のようなものが考えられます。
「最近仕事忙しいですよね、〇〇さんはどうですか?」
「仕事の楽しいなって思う瞬間最近ありました?」
「さっきの会議で出た話、実現性無視すれば××とかも考えられますけど、どう思います?」
バリューションは無数にありますが、最初は固くなりすぎないことを意識して臨んでいきましょう。
Withコロナでは、それこそリモートワークで良かったこと・大変なことなどを話題にしても話やすいと思います。
ト:トップニュースな話(最近の個人的・社会的なトップニュース)
こちらも、仕事の話と一緒で関係構築・繋ぎどちらにも使える話題となります。
ただ、社会的なトップニュースを扱うときは少し注意が必要です。
世間で賑わっているニュースは、芸能・時事・経済など様々トピックがあると思いますが、相手によって好みも分かれるので、話題によっては相手をウっとさせてしまいます。
また、意見が分かれるニュースは、意見がヒートアップしすぎてしまうこともあるので注意しましょう。
話の始め方は、以下のようなものが考えられます。
「最近○○さんの中で良かった出来事とかありますか?」
「最近気になるニュースとかありますか?」
「××について世間で話題になってますけど、どう思います?」
「A社の××についてニュースにあがってましたね!」
Withコロナでは、暗いニュースが目立つので、明るいニュースに目を向けると気分転換にも高い効果が発揮できます。
ワ:笑った話(最近面白かったこと)
こちらはこれから関係性を作る相手にも使いやすい話題です。
バラエティ好きな人は結構いるので、特に大きなバラエティ特番があった時には使いやすいです。(最近だとドリームマッチで醤油の魔人・塩の魔人が話題になってましたね笑)
また、バラエティに関わらず身近な出来事で笑ったことなどを聞いていくと、相手のツボや価値観も分かるので良いでしょう。
話の始め方は、以下のようなものが考えられます。
「昨日××(ドリームマッチ等)がめちゃくちゃ面白かったんですけど、観ました!?」
「最近、お腹抱えるぐらい笑ったこととかありますか?」
「○○さんの話って本当面白いですよね!」
Withコロナでは、家にいることでテレビやNetflixを観る時間が増えた人も結構いるので、話題は尽きなさそうです。
ァ:遊びの話(趣味、テレビ、映画、スポーツ等)
こちらは爆発的に関係性を高める可能性のある話題です。
特に趣味の力はとても強いもので、趣味が一緒なだけで初対面でも一気に距離が縮まります。(趣味がニッチであればあるほどその傾向は強いです。)
また、相手(または自分)がその趣味をしていなくなくても、興味を持っていれば、そこから新しい趣味をはじめ、更に関係性が強くなる、なんてこともあります。
営業とかでゴルフを機に関係性が強くなり受注するなんて話もまさにこれですね。
一方で、全く相手が趣味に興味ないと、関係性が縮まらなくなってしまうので、相手の反応はちゃんと見ておく必要があります。
話の始め方は、以下のようなものが考えられます。
「週末って何をされているんですか?」
「昔サッカーをされていたってことは、今もスポーツやってたりするんですか?」
「最近始めたこととかありますか?」
直接的に趣味は何ですか?と聞くよりも間接的に聞いた方が相手も話しやすいですね。(昔○○な話と絡めるとテンポ良く進められます)
Withコロナでは、特に自宅にいる中での趣味について話すとお互いに新しい発見ができそうです。
ク:食うの話(グルメ、好きな食事等)
ちょっと無理やりな語呂ですが笑、グルメについての話です。
遊びとテーマや傾向も近く、食にすごく気を使っている人には盛り上がりやすい話題です。
好みもそれぞれではありますが、相手と好きな食べ物が違くても、それぞれの好きなお店で盛り上がったりできるのでおすすめです。
話の始め方は、以下のようなものが考えられます。
「○○さんって好きな食べ物はありますか?」
「○○さんのおすすめのお店教えてください!」
「コロナの中で、食事とかどうされているんですか?」
どんな人でも話が広げやすいので、関係構築する上では積極的に使っていきましょう。
Withコロナでは、外食にも中々いけないので、自炊で凝っている話やデリバリー・テイクアウトでのおすすめなど紹介しあっても話が弾むでしょう。
まとめ
今回は、雑談のネタ(テーマ)をまとめてみました。以下が一覧になります。
今回上げた内容以外でも、雑談なのでざっくばらんに話して頂ければと思いますが、ネタに困ったときに活用してみてください。
また、Withコロナだからこそ盛り上がるトピックもありますので、色々工夫してみてください。
是非、積極的に雑談して、Withコロナのリモートワークを楽しく過ごしていきましょう!
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