ローレルゼロ考察

5/1で募集締め切りのアナウンスが出たローレルクラブ募集馬、ローレルゼロについて考察してみます。


ローレルゼロ

父ブルドッグボス 母ミコノキセキ
母父キンシャサノキセキ
ローレルクラブ 1/200口 一口50000円
栗東 高橋康之厩舎

父はJBCスプリントなどを制したブルドッグボス。牝祖Goofedは現代の日本競馬にも大きな影響を与えているLyphardの母。三代母バーブスボールドからはシーキングザパール→シーキングザダイヤが出ています。ダイワメジャー×デインヒルはニックスと言っても良い組み合わせで、最近だとアスコリピチェーノ、少し前だとレシステンシアが出ています。
母ミコノキセキは未出走。牝系からはこれといった馬は出ていません

ダイワメジャーというのは最近でこそアスコリピチェーノやセリフォスが差してG1を勝ったりしていますが、元来は前受けしてナンボで溜めても味が無いタイプを量産していました。
この資質はブルドッグボスにも受け継がれている可能性があるとみます。


配合的には、キンシャサノキセキもブルドッグボスも短距離馬でしたからそこはイマイチ。
(短距離馬を重ね続けてもスピード的に優位には立てない)
サクラバクシンオーもロードカナロアもデュランダルも父は中距離馬ですからね。短距離馬ばかりでも中距離馬ばかり固めても良くない、バランスが大切というのが緊張と緩和の考え方の一つ。

一方でキンシャサノキセキの母ケルトシャーンと上手く脈絡する血をブルドッグボスが持っています。
それがHis MajestyとLyphardで、前出の通りブルドッグボスはLyphardと牝系が同じですから、Goofedのクロスが発生。Goofedとは結局のところFair Trialで、Lyphardはしばしば切れ味的な表現をされることがありますが(ダンシングブレーヴのせい?)、本質的にはFair Trialの小回りでの前受け、粘着力、機動力の高さといった資質と言えるでしょう。

またHis MajestyはRibotのパワーとFlower Bowlのハイインロー→Hyperion+Son-in-Lowによる粘り強さ、底力的な要素の強調。

ダイワメジャー的資質に加え、HyperionやFair Trial的な資質も加味すれば小回りの短距離ダートを前受けする競馬で結果を出しそう、という結論になります。

レイムにしてもHyperionお化けのトランセンド産駒ですからローレルゼロと似た資質は持っているはずで、実際前受けする競馬が型となってきていますね。
レイムがそのまま牡馬になったようなイメージで問題ない気がします…という余りにも普通な考察になってしまいましたが、高橋康之厩舎はとにかく数を使ってくれる厩舎ですし、ガンガン走ってコツコツ稼いでくれそうなローレルゼロ。
魅力的な一頭ではないでしょうか。

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