見出し画像

デュアルロールに出資しました

22年産駒は中央20頭、地方4頭と我ながら攻めまくりとなりました。
大トリの出資となったのが本馬デュアルロール。

父モズアスコット
母ヘイローフジ
母父キングヘイロー の牝馬です。

1600万/200口 一口80000円
栗東 笹田厩舎

直近の測尺では
体高163センチ、胸囲183センチ、馬体重478キロ、管囲20センチと充分な馬格を有しています。

本馬は兄弟にローレルベローチェやシャイニングフジ、ぺジェサなど重賞馬こそ出てないものの複数勝利馬からOP馬まで出しています。

そもそも祖母のアサカフジが名牝で、本馬の母ヘイローフジ(芝ダート問わず6勝)、重賞馬キョウワロアリング、秋華賞2着キョウワジャンヌ、OP馬キョウワゼノビアを出している共和牧場自慢の牝系。

芝ダート問わず走ったヘイローフジに芝ダート両方でG1を勝ったモズアスコットを配して産まれたのがデュアルロール、馬名由来は「二刀流」というのも納得です。

ヘイローフジ19歳時の産駒ということで不安がないわけではないですが、シャイニングフジやベジェサ、キングオブフジなど高齢になってからの産駒が好調なのでそういう肌馬なのかもしれません。下のヘイローフジ23はコントレイルを配したくらいですしね。(ユニオンで募集中)


デュアルロールは意欲的「すぎる」くらいに攻めた配合をしていて、五代血統表ではそんなに強いクロスは見えませんが、これが10代まで行くと凄いことになっています。

どの血がどう脈絡しているのか全て書き出すと長くなりすぎるので億劫なくらいに強烈なクロス、ニアリークロスを内包しています。しかしそれぞれが柔らかさや力強さなどを強調する仕掛けであり、デュアルロールの現時点での評価が「Frankel譲りの骨量、筋肉量を持ち力強く、それでいて手先が柔らかくしなやかに動ける」とのことで、配合の目論見通りの動きをしていることが伺えます。

本馬の中でも一番強烈な仕掛けはMisty Hour(モズアスコットの二代母)とアサカフジの3×2のニアリークロスでしょう。

Mr.Prospector,Buckpasser,Nijinsky,Princequillo,Nasrullah,Hasty Roadが共通していて、この二頭は驚くほどに似た血統構成をしています。8割以上共通しているのでは?

NijinskyやPrincequilloは胴伸びの良い体型を伝え、Nasrullahは柔らかさを伝え、BuckpasserはWar AdmiralとLa Troienne由来のパワーとTom Foolの機動力を伝えます。そしてデュアルロールにはそれらがしっかり発現しているように思える。これが出資理由となります。

配合論の本流である緊張と緩和、すなわち「クロスの濃い馬にはクロスの薄い馬を」という部分からは外れていて、とにかく緊張に全振りの配合ですから手放しで褒められない部分もありますが、私としてはこの意欲的な配合に賭けてみたいかなと。


芝ダート兼用のマイラーで、大箱向きの仕掛けも小回り向きの仕掛けもあり、府中芝マイルから地方の砂深い小回りダートまでこなせそうな感じで掴みどころがないですが、それもまた本馬の魅力だと思います。

まだ残口がありますのでローレルクラブをよろしくお願いします!🤣

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?