
笑っちゃうほど人生うまくいかなかったけど、それが今の自分を作っている(暗黒高校時代の話)
最近、仕事ネタが多かったので、今日は自分の高校時代の話を書いてみようと思う。僕にとって、高校時代は「記憶にあまりない」くらい、暗黒時代。結構、孤独だった。
よかったら、昔話に少しお付き合いいただければ。
僕にはサッカーしかなかった
小・中学生時代はわりとやんちゃで、サッカー以外にはなにもしてない、できないような学生だった。
中1の時の三者面談で、先生に「佐藤くんは高校に行く気がありますか?」と聞かれ(どこの高校ではなく、高校にいくかどうか)、親と顔を見合わせ「あるよね~」って言ったら、「だったら、ちゃんとやってください!!!!」って親の前で怒られたこともあった。
勉強では勝てないので、サッカーだけを頑張ったところ、いくつかスポーツ推薦のお話を頂くことができた。勉強ができない自分としては、「なんてありがたい話なんだ!」と思っていたのだけど、いざ受験前になって、母親から「スポーツ推薦はダメ、受けるなら一般受験しなさい」と悪魔の宣告を受けた。
理由はシンプルで、ケガをしたり、サッカー部辞めたくなったりしたら、学校にいずらくなってしまったりするので、受けるなら一般受験しなさいと。そして、スポーツ推薦で行くなら学費出さないと。。。(そんなの無理やん)
ちなみに裏話でいうと、この時、親の経営している会社の業績が悪く、子供3人を私立に入れ、大学まで行かせるのは厳しいって思っていたとのこと。親父はやせ我慢してたのか、最後まで「好きにしろ」って言ってたけど。
スポーツ推薦で呼んでもらっている学校に、一般受験して受けて落ちる
というわけで、スポーツ推薦で呼んでもらってた高校を一般受験で受けたところ、見事に落ちた。人生うまくいかない。
自分としては、「こんなことがあるのか?」って絶望だったけど、親としては「あんたが受かるわけない(頭悪いんだから)」って思ってたらしく、親の手のひらの上で完全に遊ばされていた(笑)
入った都立高校はサッカー弱小校だった。
おかげで1年次からレギュラーで試合に出れたのはありがたかった。きっと強豪校にいっていたら、試合に出れるまで相当苦労したと思うので。
高校入学前はサッカー弱い高校に行くのが憂鬱だったけど、入ってみたら、やっぱり僕にはサッカーしかないわけで、サッカーやってれば割と幸せだった。同級生には数人、サッカー上手いメンバーもいて、自分たちの代になったら勝てるチーム作れるかも!なんて希望も描いていた。
サッカー部同級生全員、先生と喧嘩して辞めた
そんな矢先、自分が2年生の時にサッカー部同級生が僕を残してほぼ全員が辞める事件が起きた。
理由は選手起用の方針。1つ上の代はあまり強くなかったので、3年生が引退したら、僕らの時代になると思っていたんだけど、先生は「年功序列」で、先輩をレギュラーで起用し、僕らの代は引き続きベンチを温めることになり、この起用方針を巡って、先生と喧嘩し、一斉にほぼ全員が辞めた。
僕以外、ほぼ全員。
僕はみんなが辞めることを知らされもしなかったし、誘われもしなかった。。。
これは人生の中でもショッキング事件の一つなんだけど、理由は「僕だけは1年目からレギュラーだったから」とのこと。サッカーでは恵まれてたかもしれないけど、同級生と友人関係がうまく作れなかったんだと思う。
あんたからサッカー取ったら何が残るの?
ほぼ全員というわけで、3人辞めなかったメンバーがいたんだけど、受験等もありすぐに引退していった。結果として、名実ともに1人だけになった。
その時、一瞬だけ「俺も辞めたほうがいいのかな」って思ったことがあって、母親に相談したら「あんたからサッカー取ったら何が残るの?」ってズバッと言われ、「確かになにもないや、アハハ」って一緒に大笑いしたのを覚えている。
というわけで、最終的には3年生が自分ひとりで、そこに2年生、1年生メンバーがいるというチーム構成で、3年の夏休みが終わるところまでやりきった。普段の練習は監督、試合に出るときだけ選手というそんなスタイルだった。
この時の経験が、めちゃめちゃ生きている
こんな感じで、高校時代は結構な暗黒で、あまり友達がいなかった。。。
その分、ひたすらサッカーに向き合ってきたし、与えられた環境の中で、最大限生きるってことを覚えたと思う。
サッカー強豪校に行っていれば。。。って思うことは何度もあったけど、結果として、この高校に来たから、お山の大将として、プレイング監督やらせてもらって、チームを引っ張るリーダーシップや当事者意識、責任感、どうすればジャイアントキリングができるかを考える戦略性、メンバー育成などなど、社会に出てから、僕の強みになっていることはこの暗黒時代に身につけたことが多い。
こうやって振り返るととても不思議でもある。
自分にとっては、あまりいい思い出ではないのだけど、あの時があるから、今の自分がいる。
そう思うと、暗黒高校時代の自分も愛おしく感じるし、こうやって過去現在未来がつながってくるのが、やっぱり人生はおもしろいって思う。
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業界1位と2位の違い
— スケさん/ミライフ代表取締役/Chief Career Designer (@sukesan_miraif) July 6, 2020
2位は1位だけを見つめてる。毎月、毎年のシェア取り合戦に命を掛ける。一喜一憂する。
1位はマーケット見てる。敵は競合ではなく、自社。自分たちを自分たちで超えていけるか、壊していけるか。そんなわけで、会議で競合の話があまりない。そもそも2位のこと見てない。