モヤモヤ以上転職未満の方々へ(モヤモヤの正体とは?)
最近、僕の本職が良く分からないと言われるのだけど、投下時間&売上構成的に、人材エージェントであり、キャリア相談、人生相談(≠転職相談)が本職と言える。実際、毎月30人は新規で相談に乗っているので、年間にするとざっくり360人以上、リクルート時代を抜いて、ミライフになってからだけでも1000人は余裕で超えている。もちろん、一人の人と何度も面談するので、面談回数でいったら数倍になる。
僕のnoteはミライフキャリアクリニックやキャリア教育テーマが多いし、社長でもあるので、もう個別相談は乗ってないんじゃないかと思ってる人もいるみたいだけど、現役バリバリ、むしろライフワークとして、空気をするように毎日相談に乗っている。今日はこのテーマで書いてみようと思う。
昨年、ミライフキャリアクリニックを発表したときのnoteはこちら。ミライフ設立してから5年間、この「モヤモヤ以上転職未満」の人に、誰よりも向き合ってきた自負がある。
モヤモヤの正体とは?
僕のキャリア面談の流れはシンプルで、まずはお互いの自己紹介をしたうえで、
「今、キャリアについてモヤモヤしていることや悩んでいること、相談したいことはありますか?」
という質問から始める。すると、ざっくり分類すると
①今の環境への不満。すぐ転職したい。
②今の環境からは出たいけど、特にやりたいことない。
③今の環境は悪くないんだけど、このままでいいのか?なんとなく不安。
④今の環境は悪くないんだけど、やりたいことがある
の4つに分類される。これで言うと①④の人は意志がはっきりしているので、モヤモヤしてない。モヤモヤしているのは②③の人である。
②③の人のよくある質問は「市場価値を知りたい」が代表選手なんだけど、僕からすると「どうなりたいか?」が無いのに、市場価値聞いたって何の意味もないって思う。極端な例でいえば、プロサッカー選手になりたい人が、大卒の方がいいかとか、公認会計士持ってたほうがいいかとか気にしてるようなもの。
まぁ、市場価値の話は一旦置いておいて、モヤモヤに戻そう。
②③の人がモヤモヤしている理由は、2つの無知で、1つ目は「世の中を知らない」、2つ目は「自分のこと知らない」である。
前者でいえば、知らないもの、見えないものは恐い。だから、過剰に考えてしまったり、「自分はこのままで大丈夫なのか?」と市場価値みたいな得体のしれないものを気にしてしまう。
後者でいえば、さっき言った「自分がどうなりたいか?」「自分の譲れない価値観って何?」とか自分のことが分からないって人多いし、どうやって考えるかを教わる機会もない。。。
この2つ重なるとまさにモヤモヤの沼にハマっていく。。。(だいたい重なる!)
どうすればモヤモヤは晴れるのか?
モヤモヤの正体が「世の中を知らない」「自分のこと知らない」の2つの無知なので、これを解消する方法を考えるわけだけど、これが意外に難しい。
まずは「世の中を知らない」から考えてみよう。
世の中を知らないので、知ってそうな人に相談する、ググってネットで調べるっていうのが基本路線。
そもそも「世の中」を広く知っている人なんてあんまりいない。会社の先輩や上司に相談したら、大体「お前、まだやりきってないだろ。ここでまだまだやれることたくさんあるぞ」みたいな超狭くて、使えないアドバイスをくれる。この先輩は世の中たくさんの選択肢からこれがいいと言っているわけではなく、この選択肢しか知らないわけだから仕方がない。ちなみに親も同じだし、同期・同級生なんて何も知らないと思った方がいい。エージェントと呼ばれる人も自分の担当企業・業界のことしか知らない人が多い。そこに紹介する(リクルーティング)のがお仕事だから。
では、ネットで調べようってことになるんだけど、今度は情報がありすぎてよくわからなくなって沼にハマる。で、たまたま見つけたアフィリエイトのサイトクリックしたり、「市場価値」や「年収アップ」みたいな俗欲的な広告に誘われてしまったりする。。。悲しい。
意外に世の中を知るって難しい。。。
次の「自分のこと知らない」については、これこそ難しくて、その人の話を引き出しながら、やりたいこと、なりたい姿、自分の価値観などを整理していくのは、ちゃんと体系立てて整理して行ける人じゃないとできない。当然、会社でも教えてくれない。
なので、「自分のどうなりたい?」は置いてきぼりのまま、とりあえず転職活動に入ってしまい、軸も定まらないまま企業の話聞きに行ったり、受けてみるんだけど、それじゃ全然受からないし、受かったとしても決められない。。。みたいなことが起こっている。もったいない。。。
最近はコーチングが流行ってきているので、コーチに相談するというのはいい手だと思う。ただ、コーチングの基本は、その人の中にあるものを問いで引き出すわけなので、そもそも無いものは引き出せない。先ほど出てきた「世の中を知っている」コーチであれば、そこを想像しながら引き出してアドバイスくれることもあるかと思うけど、そうでもなければ選択肢は増えない。一緒に悩むだけである。
あと、意外に値段が高い。払える人はいいけれど。。。
「モヤモヤ以上転職未満」の人は
まず僕らに相談しにきてほしい
こうやって言うと、「お、営業か?」みたいに思うかもしれないけど、無料でキャリア相談やっているので営業というより、むしろ社会貢献活動とか、非営利活動のイメージが近いかな(ここ大事!)
ミライフのHPにもこう記載している。
≪未来志向型キャリアデザインエージェント≫
ミライフでは企業起点の求人紹介や転職ありきではなく、100%キャリア相談者起点に立った、未来志向型キャリアデザイン面談やキャリアプロモーション(アドバイス)を行っております。
よく、「なんでそこまで親切、丁寧にやってくれるのですか?」と聞かれますが、一言でいうと、『好きだからやってる趣味みたいなこと(LIFE WORK)』だからです。
確かに金銭的には無料でやらせて頂いているのですが、喜んでいただくことで、末永いお付き合いができ、継続的に情報交換をさせて頂いたり、一緒にお仕事したり、ご友人や企業をご紹介頂いたりするなど、十分に非金銭的報酬を頂いていると思っています。
これが本音だし、これまでも実践してきてるって言いきれるし、冒頭書いた通り、ライフワークとして空気を吸うように、毎日毎日キャリア相談に乗ってきた。
なんで、今回、偉そうにも「モヤモヤ以上転職未満の人はまず僕らに相談しにきてほしい」なんて書いたかというと、「モヤモヤ以上転職未満の人」に対して、そのモヤモヤを取り除くサービスってあまり無いので、うち(ミライフ)がやるしかないって思ったから(笑)
うちがやるしかないというのは・・・
①「モヤモヤ以上転職未満」という全くマネタイズの香りがしないゾーンに注力するアホな会社(エージェント、教育研修、スクールなど)は皆無。「やる気出してから、もしくはお金払ってきてくださいね」っていうのが本音だと思う。
②「モヤモヤ以上転職未満」の対応は難しいから。さっき言ったみたいに、その人自身すら考えてない、分からない理想未来を引き出し、世の中のこと(全部とは言わないけど)を知ったうえで、方向性であり、具体的な選択肢を示すっていうのは出来る人が限られる。
と思うので。
うちは手前味噌ながら、この「①のアホ×②知識実力・経験実績」が揃ってると思う(笑)
なので、結果として無料なのに過剰クオリティでやっている
最後に、なぜ僕らはこんなことをやるのか?
実際、「無料でこんな相談にのってもらってスミマセン」とか「お金払います!」と言われることも多い(笑)
では、なぜ僕らはこんなことをやるのか?
シンプルに言うと、これが変化の時代に必要で、価値ある、意味あるサービスだって信じているから。
普通のエージェントだと、一人決定する(=売上=目的)から逆算して、「10人面談しよう!」とかKPI設定するんだけど、僕らは目的が逆。
「10人と無料でいい面談してあげるために」、そこから1人決まったら(=売上=手段)ビジネスとして継続できるよねって考える。
よく「ミライフさんはこれでやっていけてるのですか?」って聞かれるんだけど、エージェント事業始めて以来ずっと黒字だし、コロナ禍の今期も昨年より大幅に事業を伸ばすことが出来ている。
他にも僕らがビジネスモデルとして、意識していることはたくさんあるんだけど、そこは企業秘密ってことで(笑)
というわけで、よかったら、お気軽にキャリア相談に来てくださいね!
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