38÷2=14!?
◆小学6年生男子とスタッフの学習支援中のやり取り
スタッフ:38÷2はいくつ?
小6男子:(暗算で)14!
スタッフ:え? 38の半分って本当に14?
小6男子:あっ、19だ!
筆算の際、十の位の1を下ろさずに8÷2で4とやったのでしょう。凡ミスといえば凡ミスですが、こうした事象には笑って済ますことができない深い問題が根ざしている可能性があります。
算数の勉強を進める上で土台となる概念が基数性と序数性の理解にあります。数字には量を表す機能(基数性)と順番を表す機能(序数性)があるわけですが、算数の学習が始まるまでにこの2つの概念がしっかりと定着している必要があります。
基数性の概念が定着していて、数字を量として捉えることができる生徒は小学校上級生になって38÷2を14とは答えません。(14はむしろ38の3分の1に近い!)
このような事象が見られる場合は、基数性の定着を疑ってみる必要があります。対策としては、線分や図形などを使って、数字を視覚的な量に変換するトレーニングが有効です。
◆学習教室ミライエ
NPO法人子どもの未来を紡ぐ会が運営する学習教室ミライエは、①基礎学力と学習習慣の定着②自己肯定感の醸成 を指導理念に掲げています。
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