小正月
今日または前後2日間を小正月と言うのだそうです。
この小正月には、あずぎ粥(十五粥)を食べる習慣もあるそうです。
小豆には昔から魔除けの力が有るとされ、無病息災を願って食べられています。
これに関連して、鏡開きのお餅をぜんざいにして食べられています。
鏡開きのお餅を食べることは、神様の力を分けていただくということに通じ、これも無病息災を願ってのことだそうです。
小豆粥の小豆ですが、どんな栄養が有るのでしょうか。
食物繊維が豊富なので、便の量や水分を増やして便が腸の中に滞在する時間を短くしてくれます。
しかし、人は食物繊維を消化する酵素を持っていないため、処理できる量に個人差が有るので、食べる量を注意しなくてはいけません。
胸やけや腹痛、便秘の原因になる場合があります。
ポリフェノールは抗酸化作用が有るので、アンチエイジングに有効です。
鉄は血液を作ったり、酸素を運ぶのに必要です。
しかし、この鉄は植物性の鉄なので、単体では吸収が良くありません。
タンパク質、ビタミンC、カルシウムを一緒に摂ると、吸収力が上がります。
ビタミンB1は炭水化物を酵素で分解する時に、酵素の働きを助けます。
これが不足すると疲れたり、食欲が無くなったりします。
小豆以外では、豚肉にはたくさんのビタミンB1が入っていることが知られています。
カリウムは塩分を外に出してくれる働きがあります。
特に和食は塩分の量が多い傾向があるので、これは調整をしてくれます。
小豆はお菓子のように、砂糖と一緒に使われる場合があるので、その時は糖分を気を付けなければなりません。
小豆のお菓子以外の料理としては、小豆かぼちゃや赤飯などがあります。