夢と希望を持って ⑤

先生と私だけの時間が5時間程続いた。

私は心も体もボロボロになっていった。

本当の事を言っても

「嘘をつくなああああああ!!」

と叫ばれ、精神的苦痛が私を襲った。


もう逃げたい。こんな場所に居たくない。なんで本当の事を言っても信じてくれないの。

ねぇ、ダレカタスケテ…



私はもう精神に負けてしまった。


そう。嘘をついた。

私があの人に死ねというポーズをしました。

友達みんなにあの人の事を言いました。

と。

嘘をついたのに先生の表情が変わった。

「最初からそう言いなさい。なんで嘘をつくんだ。今日は学校が終わったら真っ先に家に帰りなさい。今日お前の家に行くから。」

そう言われただけだった。


もう解放されたかったから逃げたかったから嘘をついたのにそっちが優先されるんだ。

私はもうわけがわからなくなっていた。

教室でも友人たちが私をすごい目で見ている。

何か言っているのがわかる。

もうこの教室に私の居場所はない。そう思った。

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