MIRAICRAFT itaブロックの魅力
ミライクラフトがオリジナルで、制作したita(板)ブロックをご紹介します。
■子どもたちのスケールの大きな創造性を培う
子どもたちがより、簡単に感覚的に手を動かしながら、建築していく過程を体験できるのがこのitaブロックの魅力です。
面を組み合わせることで即座に空間ができ、itaブロックが床、壁、天井、屋根と変化し、建築を作り出すことができます。
建物個体の立体創造から、建物を集合させたまちづくり、橋やシンボルタワーなどの高層建造物など、建築に特化した制作が積み木や他のブロックより短時間でできあがります。
itaブロックは斜めに組み立てられるスリットと、長方形に組み立てるスリットの二種類。板と板の組み合わせ方は、四角や三角と自由自在です。子どもたちの想像力と創造力により、その創造性は何倍にもふくれあがります。
積み木などのようにただのせるだけではなく、きっちりとスリットをはめこむことで、壊れにくい形が生まれます。
建築は、壊れてはいけないもので、バランスや力の釣り合いをはかりながら、実際に建築するかのごとく、このitaブロックで形を作り上げることができます。
今の子どもたちは、ゲームやオンラインなどモニターを見る時間が長くなっています。どんなに立体に見えても平面であり、画面の枠以上は越えられない世界の子どもたちが、その枠を越え、手のみならず、身体を動かしながら、大きな広い空間、長い城壁、鉄道の高架、シンボリックな高いタワー、町をつなぐ橋、時には飛行機も作り出していく、スケールの大きな創造性を育むことができます。
大人では考えつかないような作り方で、itaブロックを使い建築をしていく子どもたち。枠にはまらない、その感性や個性を引き出し、子どもたちの創造力と想像力を発揮させるようなアプローチができます。
itaブロックは、使い方を間違えると折れ曲がったり壊れてしまうことがあることや、木製のitaブロックは、けがにつながることもあることを子ども自身に理解させ、ものを丁寧に扱うことを特に大切にします。
■特徴
板にスリットを入れて、スリット同士を組み立てて立体にしていきます。
itaブロックの種類は2種類
A:四方に2つずつのスリット
B:二方に4つずつのスリット
AとBの板は、スリットは微妙に間隔が違い、AとBをきっちりとはめ込むことができない。その違いを発見し、理解し、全てが完全に一致しないことも体験しながら、あえてそれを活用していく力もつけていきます。
・精密なスリットで、隙間なく頑丈に組み立てることが可能です。そのため、何段にも積み重ねていくことができます。
・板自体に重さがあるので、傾きにくく、片持ちでもバランスを保つことができます。
・水分に強いため、屋外での使用も可能です。
・木製のためブロックによってはささくれなどが残っている場合があります。
・板が外れにくく、破損してしまう場合があります。
■MIRAI CRAFT itaブロック プロジェクト
一級建築士 野上むつみが、建築のプロセスを大切にしたワークショップを開催しています。ただ自由に、まちや建物を作るのではなく建築士が携わることで何を大切にして、だれのために、どんなまちや家をつくるのかを引き出し、アプローチしていきます。
□まちづくりワークショップ
参加者みんなで、海や川、山、島を相談しながら、土地をつくっていくところから始めます。気に入った土地で、まちをつくり、まちとまちを様々な交通手段でつないでいきます。
日常では考えることのない広い単位である「地域」への興味や関心を高めるきっかけになります。また、その特性を理解しながら、地域の活性化や公共の福祉といったテーマを深掘り、仲間や友達とのチームワークやコミュニケーションと共に育んでいきます。
実績
□テーマごとの建築ワークショップ
・自分の家をデザインしよう
・学校をデザインしよう
・屋外で風や光を感じながら建物を考えてみよう
など、さまざまなテーマの建築物を作ることができます。
自分や家族、友達などの好きや嫌いなど、個人や集い集まる人を理解していき、その人たちが生活し利用することが、その人の幸せのためという、自分や人と向き合っていくこと育んでいきます。
木製のitaブロックは屋外での使用も面白いです。太陽の光のあたり具合での影のでき方や、風を感じながらや、木の上など自然との共存を実際に外で肌で感じながら体験できます。
□プロジェクトで大切にしていること
ワークショップでは、必ず、自分の作品を説明発表してもらいます。建築には必ず、意図されるものとしてコンセプトがあります。そのコンセプトに納得したうえで家を契約し建設するため、クライアントにはプレゼンが必須です。
そういった、表現力やプレゼンする力も養いながらプロジェクトを体験していきます。
参加した子どもたちは、自分で作った作品を見てもらいたい、話を聞いてもらいたいという思いがあり、それを満足させるようなアプローチもしていきます。
まちの中を歩きながらや、木製の部品を人に見立て家の中を説明しながら、考えを発表していく姿は、とてもイキイキとしていて満足感や達成感を感じ、自信に満ちあふれています。
itaブロックを使用し出来上がった作品は、規模が大きいことが多く、ほとんどの子どもたちが解体して帰ることになります。作品を写真や動画に納めながら、十分にその作品を味わい、解体してしまうからこその愛着を持たせていきます。
自分で作った作品を惜しみながらも、解体しみんなで片付けをします。片付けをすることで、すべてのイベントなどには準備から片付けまで携わる人がいることを知っていきます。ただ与えられたものだけをして帰るのではなく、片付けまでで一つの仕事とし、ことの始まりと終わりにきちんとかかわります。
□大人や企業でのワークにも
大人も個人やチームで、itaブロックを使って上記ワークショップを体験することができます。
□実施概要
MIRAI CRAFT itaブロックプロジェクトは、建築の理解と創造性の育成を通じて、参加者に豊かな体験と学びを提供します。
ご依頼にあたって
ご依頼いただく際には、学校や関連機関でのイベントやプロジェクトに組み込んで頂く場合に限り、出張プロジェクトを実施させていただきます。四国地方内か自家用車移動が可能な地域での開催を希望される場合のみ、実施が可能です。
申し込みについて
プロジェクトの申し込みは完全予約制となります。申し込み対象は小学校1年生以上とし、ハサミなどが安全に使える年齢を対象といたします。申し込みは1年前から受け付けています。当日の内容が事前打ち合わせで決定したものと相違している場合、その場で辞退させていただくことがあります。
実施日について
学校の実施日は原則として平日(月曜日から金曜日)とさせていただきます。祝祭日を除く平日が稼働日となります。企業や他団体はご相談に応じます。
時間について(講座180分)
準備30分程度(講座内には含まず)
本番135分適宜休憩を挟む
参加者の作品発表30分
片付け15分
時間割に入れる場合は、2時限分で制作、3時限目で発表片付けまでいきます。
当日準備して頂きたいもの
必要に応じてプロジェクター、スクリーン、パソコンと接続可能な音響用スピーカー。
マイクはご用意ください。
ホワイトボード(ペン含む)、ブルーシート、養生テープ(2本程度)
費用について
基本料金:
小学生以上大人まで対象 基本料金
20人以下 10万円
21~30人 15万円
31~40人 18万円
交通費や宿泊費は実費必要。ブロックやポールなどを配送する場合はご負担ください。
材料費:ロール紙(1m×30m程度)3000円程度
体験場所について
体験イベントのスペースは広く、安全に活動できる学校の体育館などを確保してください。
プロジェクトの準備について
体験イベントは一つのフロアで行います。ブルーシートなどを敷き参加者が協力して作業できるようにしてください。
参加者がプロジェクトに愛着を持つために、デザイン作業に使用するマジックペンを十分にご用意ください。
注意事項
・ブロックの使用に際しては無理に外したりすると壊れてしまうことがあります。数枚壊れてしまうのは保険内で賄いますが、使用が雑であまりにもブロックが壊れてしまう、ブロックが欠けてしまうなど、今後の活動に支障がきたすほど枚数が多い場合は、壊れた枚数の実費(一枚170円)と加工賃を請求させていただきます。
・作業中に注意した事項について約束が守れないようであれば、活動の途中でも制作は中止させていただきます。
■制作ご協力
木製 itaブロック
香川県高松市 bungalow 黒川様
ホームページはこちら
■MIRAICRAFT
生きる力を引き出す子ども建築士教室 MIRAI CRAFT 主宰
■香川県高松市
■子ども建築士教室
創造あそび・模型コース
■ベネッセみらいキャンパス講師
■ミライクラフト一級建築士事務所
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