睡眠時間が周波数の整えに重要
◆思考が停止していた鬱の時代
私が鬱になってしまっていた頃、初期症状としては『眠れない』というものがありました。
とにかく眠れない。
最初は明日が来て、溜まっている仕事を明日の一日で片付けられるのか?というようなことを考え始めたら眠れない・・・となっていたのが、
目をつぶってもずっと誰かがしゃべっているみたいな感じで、眠ろうにも眠れないという状態に陥りました。
そのしゃべっているのは、私の頭の中なのか?それとも本当に誰かがしゃべっていたのか?(そんなはずはないけど)わからないくらいずっとうるさく、
眠りに入りそうになると揺り起こされるというような感覚でした。
だんだん私は毎日、ウトウトするくらいでしっかりと眠れた日というのがなくなっていきました。
新生児がいるお母さんなら、2~3時間おきに授乳のために起きる生活が続いて、似たような寝不足感を味わったことがあると思うのですが、毎日がずっとウトウトしかできないという状態でした。
そうなってくると、本当に考えなければならないことは考えることが出来ず、考えなくてもいいだろうことについてのしゃべり声ばかりが鳴り響いていて、完全に「私」としての思考は停止してしまいました。
◆睡眠の質が大切
クリニックを訪れた際、眠れないことを伝えたら、
もちろんですが「精神安定剤」の処方と「入眠剤」が処方されました。
入眠剤を初めて飲んだ日のことは忘れることが出来ません。
魔法にかかったみたいに、別の世界に引き込まれるような感覚で、飲んだ30分後くらいには自分の意志で目を開けていることなどできず、数時間しっかりと眠れたことを覚えています。
次に目が覚めた時、感動していました。
『これはすごい!』って思って、
これさえあれば毎日しっかり眠れるぞ!
と、これまで全然まともに眠れていなかったので魔法の薬を手に入れたような感覚になっていました。
もちろん、毎日お薬を飲んで眠る日々が始まりました。
最初こそ眠れることに感動し、眠れたことで体ももちろん楽になったわけですが、それが続くわけもなく。
体がだんだん無理やり眠らされることを嫌がるようになりました。
眠っても、起きるとなんだかだるく、体が重たく、動けない状態になってしまいました。
ただ眠ればいいということではなく、本当は、体にとって眠りたい時に眠り、眠りたい時間眠る、それが大事なのです。
病院からの薬は、ずっと眠れない状態の人の体力を戻すために必要な睡眠を少しでも取れるようにするためのもので、質のよい睡眠をくれるものではないのです。
◆自然な眠りと良質な睡眠のために取り組んだこと
その後、しばらくの間、鬱の状態が続きながらも、私なりに改善できそうなことに取り組みました。
お日様の光を浴びること、
出来るだけ眠るのは夜だけにすること、(この時は入眠剤を飲んでもいいとして)
外に出て、散歩や軽い運動になりそうなことをしてみることでした。
子供たちと公園に行くことやショッピングモールに出かけてみることも私にとっては運動になりました。
ほどよく疲れると、人間は体力を回復するために眠ろうとします。
私も、こういったことを少しずつ取り入れるようになっていきました。
食事も大事でした。
興奮作用のあるような刺激物を避け、食べる時間も眠る予定の3時間程度前までに終わらせるようにしました。
少しずつですが、日常に取り入れることが大事でした。その少しずつが改善の第一歩だからです。
◆健康な土壌にしか健康な作物は育たない
健康な作物を収穫しようとしたら、
①土壌
②肥料
③環境
④手入れ
⑤時間
が必要です。
健康な作物は健康な土壌にしか育ちません。
土に栄養がなかったら、どんなに良い種を植えても元気に育ってくれません。
私たちの体も同様で、どんな良い一日を送れるか?の根本は、
どんな良い私たちの体の状態でいるか?がカギを握っています。
土壌=私たちの体です。
良い土にするために、定期的にメンテナンスを行い、次に種を植えるための準備をしておくからこそ、時期が来たら種を植え育てることが出来ます。
私たちの体のメンテナンスとしては、睡眠があって食事があって、一番良い状態に整えていくことが必要ということです。
◆なにを始めるにもあなたの体が第一
これから何を始めるにも、あなたの体が第一です。
この地球で生きていくには、体が必要ですし、その体をすでにもらっているのです。
体のメンテナンスは、基本的にあなたにしかできません。
誰かがおせっかいしながらあなたの体をどうにかしようとしてくれるわけではありません。(子供は別です)
どんな状態で、どんな周波数の体で存在するか?によって、作られる未来は変わります。
あなたの周波数を整えるための睡眠、食事、運動を見直しましょう。
人間の生存の欲求の中にある
①睡眠欲
②食欲
③性欲
究極の状態の時でも一番発揮されるのは睡眠欲ではないでしょうか。