自分の人生に迷わないために必要なもの
◆あなたが旅に出る時
あなたはこれから少し長めの旅に出るとします。
さて、まず何からやりますか?
本当に頭の中で考えてくださいね。
どこへ行くか、決めなければなりません。
でもどうやって決めますか?
旅行情報を見ながら決めますか?
予算から決めますか?
次に、行く場所が決まったら持ち物を揃えますね。
どれくらいの服が必要?
行く先の季節や天気の特徴も調べて決めなければなりません。
それ以外のアイテムは?
行った先で、どんな体験をしましょう?
訪れたい世界遺産がありますか?
異国文化の食事はどんなものでしょう?
そこで暮らす人々との会話はどんな会話でしょう?
人々はどんな風に生きているでしょう?
帰ってくる頃には、どんなあなたになっているでしょう?
帰ってきてあなたは、誰にどんな様子で旅の話をするでしょう?
考えたらワクワクしてきますね!
◆旅に必要な道しるべ
もし一人で旅に出るとしたら、何も決めないノープランもありですが、少し不安かもしれませんね。
そんな時、ツアーの利用は役に立ちます。
ツアーは1人~でも利用できるのでおおまかなプランが立てられていて泊まる場所、お食事だけが用意されていてあとはご自由にどうぞというパッケージもあり、本当に便利です。
ここで、このツアーで何が役立つのか?というと、
おおまかな道しるべが出来ている点です。
行動は自由なんだけど、こう行って、ここに戻って、またこう行って、次にここに寄って・・・最後はこうなればOK。という道しるべです。
この道しるべがあると、旅はぐっと簡単なものになると思いませんか?
◆人生の旅に迷わないために用意するもの
では、次に、あなたの人生の旅に置き換えて考えてみましょう。
あなたが生まれた時から始まったこの旅。
今なにか迷っていますか?
今この記事に出会っているあなたが何歳かわかりませんが、
きっとこの後の人生をどのようにクリエイションしていけるのか?
ということを考える時期にいらっしゃるかもしれません。
まだ若いから考えなくていいということではありません。
もう高齢だから考えないでいいやということでもありません。
あなたの人生の終わりは、いつなのか?わからないのです。
もしかしたら、明日かもしれないし、1年後かもしれないし、あと30年あるかもしれないし。
誰にもわかりません。
その残りの人生の旅にあなたが携えておいた方が良いものはなんでしょう?
今どうして迷っているのでしょう?
先ほどの旅行の例にあてはめてもう一度考えてみましょう。
①行き先を決める
②行き先での目的を決める
③大まかなプラン(道しるべ)を決める
④必要な道具を揃える
⑤出発する
あなたの人生の方向性を決める(①)
あなたの人生の目的を決める(②)
その目的のためにいつまでにどんなことを?と決める(③)
いつまでにどんなことを?をクリアするための人やモノを揃える(④)
行動を開始する(⑤)
◆それでも迷ったらどうするか?
これだけ考えて用意しても、予期せぬ出来事は起こります。
予期せぬ出来事が起きるから人生面白いのかもしれませんが、
それでもわが身に起こると心配や不安になったり落ち込んだりしますよね。
そんな時のために、方向性を忘れないためのものを持っているといいと思います。
リアルな旅では、「コンパス(方位磁針)」
人生の旅では、あなたが本当に向かうべき「方向(生き方・あり方)」です。
そして、時にそのコンパスは、補助的に占いなどの統計学を使っても良いと思います。
あなたは、こんな性質の運命を持っていますよ、
などといったご自身がしっくりくる方向性を示すものがあると、
ふと思い出し、また自分の進むべき方向に戻ることができます。
占いや統計学は信じ込むより道しるべの一つとして用いると良いと思います。
◆長い旅は迷うことも想定内で出発しよう
あなたが、あなた自身の決めたように生きてよいのだという許可を出し、
実際に動いていたとしても、思うように行かないこともあるはずです。
私もずっとそうでした。
人生の長旅の間には、こうしたいと思って動いた先でも困難はつきものです。
迷う道もつきものです。
そこまでの範囲を想定内にして、その旅を楽しむと決めれば、迷っていることも一つの味わい深い出来事です。
昔、大富豪の奥さまに言われたことです。
『世界中の遠い先の誰かの今日が幸せであることを思いながら今あなたの一日を過ごせば、それは本当にそうなる』
想定できる領域外のことも、みな自分の領域のこととして
望む感情を向けて取り込めば、そうなっていくよということです。
あなたの人生の想定外も、みんな想定内にして取り込むことで
あなたの向かいたい方向性に向い、味わいたい感情という目的もクリアしていけますよ。