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くも、もくもく

朝晩は冷え込み、日中は暑く。そんな夏なのか秋なのかよくわからない季節になっています。
寒暖差で風邪をひきそうな季節は、雲海の出はじめの季節。冷え込みがさほど辛くないこの時期に一度行っておこうか。SNSでバズったとかでここ数年人出がすごかったけど、落ち着いてるといいな。

今年からの移動はグロムに加え、セローが選択肢に入りました。暗くて怖いので巡航速度が稼げないグロムよりは、バイパスでサクっと距離を稼げる上に前照灯も明るいセローのほうがいいかな。山頂での万が一のことも考えられるし。
この日は霧が出ても視界は悪くなく、ただただ暗い中走っただけでしたのでグロムでも問題はなかったかも。

サクっと着いちゃった。5時前に到着したものの、山頂広場前は車でいっぱい。数年で落ち着くブームではないようです。けれども大半の人は車内で待機しているらしく、往来が少ないうちに星空の海と雲の海を撮っておきます。みなさんカメラ趣味ではないからか、お構いなしで携帯の爆光ライトをあっちこっちに向けて移動しますので……。

人のいない版。冷え込みがおだやかなため、出てきた雲はゆるめで流動性が高いです。そのぶんダイナミックに動いてくれるので、タイムラプスで動画にしてみるのも楽しそう。

人が増えてきました。

明るくなってきたので、ブロニカでもバシャリ。135判の一眼レフやレンズシャッター機ならパシャリ、ですが、ブロニカの破壊的なシャッター音はバシャリ、バシャンと表現するのが良いでしょう。

チムニーファインダー。異物感がありかっこよく、ウエストレベルファインダーとくらべて遮光性もよいのでピント操作しやすいですが如何せん邪魔。どうしようかな。

日の出。みなさん一斉に携帯を掲げて面白いです。批判する意図はないものの、そういう写真みたいになっちゃったかも。

日の出後はちょっとずつ帰る支度をしたり、あとから来た皆さんは林道に縦列駐車していく都合で息を切らしながら到着する人がいたり、おそらく帰り道は相当渋滞していることでしょう。最初に述べたように、万が一、は今年も相変わらず起こっているようです。

そこでセローの本領発揮というわけです。この日の出雲海会場、荒谷山はピストンの舗装林道と思われがちですが、山の南北を林道が貫いている形になっています。北側が通行困難なのは、軽自動車でも辛い幅の狭さとガレの激しさからで、オフタイヤを履かせたバイクならまあえっちらおっちら通れてしまいます。
ちなみに写真は倒木で普通にコケた後、起こしたらそのまま直立した状態。林道で濡れてるものは避けようね。特に下りはね。

下っていくと霧の中に。幻想的?ホラー的?

とってもよい雰囲気。やはり林道にはオフロード車が似合う。

ややダークな集落。コケたものの、負傷故障なく帰還しました。

ついでにもう一本。こちらは険道、サクサクっと走れてしまいました。

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