\アートで自由に表現をしよう!/アート講師みよちゃんにインタビューしました!
子どもたちが、夢を叶えるために大切なこと。
それは、自分が安心安全であることを実感して、
「ぼくこれやりたい!」「わたしはこれが好き!」
と、自由に表現できること。
ミライLABOの保育部門
「MIRAI LABO ∞ KIDS」では、
そんなふうに子どもたちが
自分を表現できるように、
日々の保育の中で、
キャスト(保育スタッフ)が
子どもたちに安心安全の環境を提供し、
あたたかな愛情をギフトしています。
子どもたちの自己表現力を育む上で
鍵となるのは「感性」とわたしたちは考えており、
アート、ヨガ、体操、音楽など
様々なプログラムを毎日実施しています!
今回は、MIRAI LABO ∞ KIDSで
アートの授業を担当している、
キャストのみよさんにインタビューしました。
どんなテーマの作品を作っているのか?
作品の制作はどんなやり方?
異年齢保育の環境で、全ての子どもたちに
アートを楽しんでもらうには?
など、さまざまな工夫やコツについてお話しいただいています!
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MIRAI LABO ∞ KIDSのアートプログラムについて
ーーアートプログラムを始めたのはいつからでしょうか?
昨年の、緊急事態宣言が解除された頃くらいからですね。2020年の6月くらいから、毎週1回授業をやるようになりました。
その時は七夕ということで、天の川をみんなで作りました。そのあと紙が破けてしまったので、切り取ってしおりにリメイクしました。
いま壁に貼ってあるのは「乗り物」「宇宙」をテーマに作った作品です。
今年度バージョンを作ろうということで、今年の2月に作りました。
ーー作品のテーマはどのように決めているのですか?
LABO kidsのカリキュラムに毎月テーマがあるので、それに沿ったものにしています。あとは、季節も取り入れたり。
子どもたちにとって面白いと思ってもらえるようなものを選ぶようにしています。
例えば、2月は乗り物がテーマでした。
3月はデザイン、「なんでもありじゃん!」がテーマでした。
最初は、子どもたちの足の裏に絵の具を塗って、ヴィヴァルディの『春』を聴きながら、みんなで踊って作品を作りました。
そのあと、桜を作りました。
最初に木の枝は私が描いて、
全部を絵の具で踏んでもしだれ桜になるような構図にしました。
また、長い紙だと破けてしまうことが分かったので、屏風のように縦に5枚くらいに分けて、破れないような工夫をしました。
『白鳥の湖』をかけながら、
けんじ先生が30分踊り続けました(笑)
まず踊りがきれいなので、子どもたちが、
一緒に踊りたい!回りたい!となって。
それで、ぷちぷち(緩衝材)を靴下のように足に巻き付けて、ピンクの絵の具を塗って、
「さあどうぞ」と促して思いっきり踊ってもらいました。
子どもたちにアートへ興味を持ってもらう工夫
ーー3歳以下くらいの子だと、まだアート創作に興味を持ってもらうのが難しいように思うのですが、興味を惹きつける方法はありますか?
自分の子供もそうなんですが、みんながやっていると、やりたくなるという印象があります。誰かがやっていると、やりたくなるみたいです。
なので、もし子どもがやっていなかったら、私がずっとやりつづけるようにしています。
そうすることで「あ、なんか先生やってる、やってみよう!」「きれいだからやってみたい」と興味を持ってもらえます。
子どもたちがやっていないから止めるのではなく、やり続けるようにしています。
あと、この地域(渋谷近辺)は、
汚れることをそもそも嫌がる子も多いです。
子どもたちって、好奇心の塊で、ぐちゃちゃになってもやりたい!となって、でもおうちではなかなか汚れちゃうからできない、
というのがだいたいの親御さんの気持ちだと思います。
ただ、この辺の子はそもそもキレイ好きの子が多いんです。
ーー子どもたち自身が、汚れるのを嫌がるのですね。
そうなんです。最初の頃は絵の具がつくことを嫌がって、「汚れるからやらない!」とボルダリングをやったりしていました(笑)
なので、初めは絵の具の工夫からはじめました。
フィンガーアート用の絵の具にすることによって、「洗えば取れる」という安心感を持ってもらえるようにしました。
親御さんにも「洗えば落ちる絵の具なので安心してください」とお伝えして、
「月曜日はある程度汚れるんだぞ、でも洗えば取れるんだよ」ということを覚えてもらいました。
ーー今では、アートの授業が始まると子どもたちが自分から参加しますが、最初の頃は大変だったんですね!
脱落が早かったですね(笑)10分続けばいい方(笑)
だから、こないだみたいに30分踊り続けるなんて考えられなかったです。
ーー絵の具は落ちるんだよということを伝え続けて、少しずつ慣れてもらったと。
はい、週一回、月4回やり続けることで慣れてくれたのだと思います。
子どもたちが、汚れることそのものにも慣れたみたいです。
保護者さんにも、「洗えば落ちるんだよ」とおうちで言ってもらったりしました。
最近では、自分の手が絵の具だらけになるまでやってくれるようになりました!
きれいなものが好きな子だと、「きれいなものを作っているんだ!」と気づいて入ってくれるようになったんです。
そういった、それぞれの子の価値観に合わせるというのも大切だと思います。
子どもたちは上手くいっているものって気になるみたいです。
ーー上手くできているものを見せると、その過程にも関わってくれるのですね。
あとは、無理していいものを作らなくてもいいって思っています。
作ったものを上手く見せてあげることで、そのまま素敵に見えるというのが理想です。
ぐちゃぐちゃでも、子どもたちが作ったものって全部、感じたものを素直に表現して作ったものなので、大人には響くと思っています。
それを大人が信じてあげることが一番大切だと思っています。
ーー大人が感じていることは、子供にも伝わりますもんね。
そうですね。認めて、素直に受け入れることが大切だと思います。
多様性保育の中でのアートプログラム
ーーアートプログラムには何歳くらいの子から参加していますか?
1歳くらいの子も参加したりしています。
一方で、参加はしていなくても、見ていて興味はあるという子もいます。
子どもによって、それぞれですね。
「何歳」という区切りはつけないようにしたいと思っています。
他のキャストさんと話して、絵の具などはできるだけ安全なものを選ぶようにしています。
ーー年齢というより、純粋にその子自身が興味があるかどうか、なんですね。そして、見るだけでもOKだし、見ている中で興味を持ったら参加してもいいと。
毎週やることで、「次はやってみようかな?」と
思ってもらえる機会を作ることができます。
なので、必ず継続してやるようにしたいと思っています。
ーー表現のやり方が分からないという子には、どのような工夫をしていますか?
大きい子(4歳以上)だと、「自分は表現が得意じゃない」とすでに思ってしまっている子もいます。
けれど、あきらめずに入って欲しいなとは思います。
そういう子に対しては、すぐ褒めるようにしています。「いいじゃん!」「素敵だね!」って。
でも、声を掛けると逆にできなくなっちゃう子もいるので、もくもくとやり始めたら放っておくようにしています。
小さな子の場合は、表現方法がまだ分からなくても、大きい子がやっていると、あこがれてやりたくなるという構図があります。
ーー確かに、大人が言うよりも歳の近いお兄さん、お姉さんがやっている方が興味を持ってくれる印象があります。
なので、大きい子がもっといろんなことに挑戦してもいいかも、という話も、所長のけんじ先生と話し合ったりしています。
子どもたちへの言葉がけのコツ
ーーアートプログラムの、子どもたちへの声かけで気をつけていることを教えてください。
とにかく「芽を摘みたくない」ので、だめだよ、変だよとは言いたくないです。
ただ、難しいのは、最初に黒を使ってしまうと全部がなくなってしまう。
なので、最初は黒を抜いておくというのは決めています。
色をあらかじめ絞って、好きにやってもきれいにできるような配色にしています。
ーー絶対にきれいなものができる、というようにしているのですね。
大きい子から、「この色も使ってみたい!」というのが出てきたら、「この色とこの色を組み合わせると、きれいになるよ!」といったようなことを伝えることもあります。
小さい子はまだ感覚で表現する時期だと思うので、
とにかくめいっぱいやってもきれいになるように色を選んでいます。
子供たちの気持ちを大切にしたいので、できるだけ手を入れないようにしています。
紙が破れそうになったら「こっちだよ」と移動したりしてあげていますが、破れたら破れたで直します(笑)
ーー最後に、子どもたちへのメッセージをお願いします。
みんなのやってみたい、おもしろそう!の気持ちを大事に、どんどんアートにぶつけてほしいなと思います。
アートは間違いも正解もなくて、みんなそれぞれのものです。
これがきれい!ステキ!おもしろい!上手くいった!を、忘れないで、
アートだけじゃなく生活や他の事にも自信をもっていけるように、
これからも一緒にアートの時間を楽しんでいきたいです。
いつもたくさん感性を分けてくれてありがとう。
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アートプログラムの中で、
評価をつけるのではなく、思い切り表現して
きれいなものを作ることを体験することで、
アートに限らず日常のさまざまな場面でも、
子どもたちが自分を表現していくことに
繋がると分かりました。
また、アートの授業の中で
絵の具まみれになる体験を通して、
普段の生活でも汚れることを躊躇しなくなり、
自分から土を触ったりするように
なった子もいます。
そして3月に実施された展示会では、
子供たちがありのまま感じるままに表現して
創り上げた作品をみて、
親御さんたちがとても感動していました!
インタビューの中でみよさんが
おっしゃっている通り、
やはり子供たちが素直に表現したものは、
大人の心を動かすものとなっています。
MIRAI LABO ∞ KIDSでは、
子どもたちに安心安全の場を提供し
愛情の土台をギフトする上で、
子どもたちが感じたことを
ありのまま表現できる機会を大切にしています。
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\渋谷区神宮前アートの保育園/
『MIRAI LABO ∞ KIDS』🎪
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-29-9
TEL : 03-6451-1505
HP : https://www.mirailabo-kids.com
運営:ミライLABO
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