これからのサードプレイスの作り方:オンラインサロンクロストーク
先日、ブロギル×NPO未来ラボ×脱社畜サロンのセミナーをBigissue(ビックイシュー)主催で行われました。
関東と関西を拠点とするオンラインサロン(コミュニティー)がこれだけ集まったので、コミュニティーの在り方をしっかりと学ぶ機会となりました。
こちらのイベントには未来ラボも共催しており、主催の今井さんが登壇し、未来ラボのメンバーも多数かけつけました。
関西や地方ではまだまだな印象もありますが、関東を中心にしてどんどんと伸びてきてるオンラインサロン・コミュニティービジネス。
これからの時代の起業家の方はぜひチェックを!
今回参加のオンラインサロンを紹介
【ブロギル】
ブロガーのためのサロン。discodeという媒体を使って無料で入れます。
イケダハヤトさんが主催です。
仕事を実際にもらったり、仲間ができたり、部活があったりと多様な動きが常に行われてます。
特徴としてはこのdiscode内でラジオ配信ができる。音の配信ができる唯一の媒体となります。
【脱社畜サロン】
イケダハヤトさんと正田圭さんで運営されるサロンです。
その他著名人がたくさん参加しています。
「脱社畜して、起業したい!」 (でも、ネタも決まっていなければ、そのためにどこから手を付けたらよいかわからない)
こんな悩み、抱えていませんか?
このサロンでは、起業したいが、ビジネスモデルもやりたいことも何も決まっていない「ただ起業したいだけ」の人に対し、やるべきことのステップを示していきます!
そして我らがNPO未来ラボ。
今回はサロンのオーナーである今井紀明さんとイケダハヤトさんが登壇。
途中からはDiscodeを媒体にオンラインサロンをされている一般の方からも 運営の現状を聞き、さらに面白い場になりました。
オンラインサロンとは?
オンラインサロンは、月額会費制のWeb上で展開されるコミュニティ(クローズド)の総称です。
作家、実業家、アスリート、ブロガー等、専門的な知識を持っていたり、ある分野で優れたスキルや経験を持つ個人、又は複数のメンバーが主宰者となり運営しています。
また、アーティスト・アイドル、モデル、テレビタレント・アスリートのファンクラブとして活用される例もあります。
実はオンラインサロンは8年前からあったんです。
MGX編集部玉木さゆさんというブロガーさんがシナプスで始めたのがオンラインサロンの始まりとされています。
その時はスクール形式。
情報をみるだけの有料メルマガみたいな形式だったそう。単価も1000円ぐらいなものが主流だった。
そこに爆弾を投下して状況を変えたのがホリエモン。
現在も堀江貴文イノベーション大学校としてビックサロンを運営される堀江貴文さん。 2014年に堀江旋風が巻き起こった。単価1万円なのに1日で400人集まった。
現在は1500名強の人が常にたくさんの企画が上がり盛り上がっている。
ここから少し単価も上がり、3000〜10、000円程度のサロンが列挙するようになりました。
そんな流れが変わったのが2018年。
それまではトップダウン。情報を下ろしてもらう形から、参加型に。
お祭りをみんなで作る形に変わって行く。それを作ったとも言われているのがこちらのサロン。
・はあちゅうサロン
・西野亮廣エンタメ研究所
・箕輪編集室
何かを学ぶというより、実際に行動して動いて楽しむ、人生を充実させる。
サロンオーナーとの絡みだけがメインではなく、メンバー同士で楽しむことを目的とする動きも多くなる。
このようにしてオンラインサロンの形が変わっていきました。
今もトップダウン式のサロンもあり、技術を学ぶ系、ファンサイト形式、参加型のサロンと種類が多種多様になってきています。
そんなオンラインサロンの作り方について聞いてみました。
オンラインサロンの傾向
・小規模のサロンが増えている
・インフルエンサーじゃなくてもできる(小規模の方が一般の場合はまずはトライしやすい)
・社会人サークルみたいな感じなものも増えてきた
オンラインサロン運営のポイント
・n:nの場を作る
(オーナーとメンバーのトップダウン式ではなく。メンバー同士が交流し、自由に動きやすい場を作ることが大切。)
・参加者同士がコミニケーションできる場を作る
発言しやすい環境を作る。
オーナーになるとわからなくなるが、フィードに書くというのは勇気がいる。億劫になりやすい。ここを活性化させていく。
・行動できる場を作る
メンバーを巻き込んでイベントを起こす。
またはメンバーが自走して色々なことを起こしてくれる環境を作る。
(ここはHIUがうまい)
オンラインサロンを運営するにあたって難しいこと
集客が難しい。
最初はチャットやフィード内のメッセージなどメンバーにコミットすることが大切。
オンラインサロンで大切にしてること
・作り込み過ぎない
・余白を作る
・予想できないことが起こるのがオンラインサロン
・決め打ちしない
・読み物として充実させる(学びも入れる)
・面白いことをしていく(何が起こるのだろうと楽しみも残しておく)
今の現代人は会社と家の往復ではなく、何か他の居場所<サードプレイス>を求める傾向にある。
または社会へ出てから学びたいことを見つけ、学び直す人が多くなってきています。
日本では今そのブームがきていますが、アメリカでは社会人が大学で学ぶというシーンはとても多いようです。
日本も世界水準の感覚になってきたということですかね。
まだまだ学びの受け皿、サードプレイスは各地で求められています。
2018年後半新たな流れがくるでしょう。そして 市場規模はこれから広がっていく。
2018年だけで4〜5倍にコミニティービジネスは伸びています。
2019年はまだ伸びるだろうとイケダハヤトさんは言います。
皆さんの中では自分もコミュニティーを作りたい。
オンラインサロンしてみたいと思っている人も少なからずいるでしょう。
そんな人はまずはやってみる。それが大切だと思います。
イベントの後はみんなで乾杯!
実り豊かなイベントとなりました。
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