就活は恋愛に例えられるけれど
今日の就活について、思うことを書いていく。
以下では、お見合い結婚より恋愛結婚の方が好ましいという前提で書く。
就活はよく恋愛に例えられるけれど、
今の就活はお見合い結婚に似ている。
いつもと違う服装(スーツ)で、いつもと違う髪型・メイクで、いつもと違う話し方で、私の何がわかるの?というくらいの短い時間で、自分のことを判断される。
面接では、「あなたは何ができるの?」と聞かれる。
そして、相手の求めることができるようなら、「じゃあ入社して」と言われる。
それはまるで
「掃除できる?」 「はい」
「洗濯できる?」 「はい」
「料理できる?」 「はい」
「じゃあ、結婚しよう」
そう言われるのと同じではないか。
こう考えればおかしいとわかるのに、今の就活に違和感を覚えない人は一定数いる。
「一緒にいたい」という気持ちが先で、分担はその後。
一緒にいる人が、一緒に過ごす中で歩み寄ってくれることが多い。
でも、今の就活は違う。
企業が私たちに歩み寄ってくれることなんてめったにない。
「私たちは人を大切にしています」という企業はよくあるけれど、
上記のような採用方法で、本当に人を大切にしていると言えるの?
とはいえ、これまでを読むと、
「じゃあ、どうしろっていうんだ」
と思う人もいる。
私たちがおすすめするのは、体験入社という制度だ。
「同じメンバーと、同じプロジェクトを入社後に続けられるか」を確かめる期間。
体験とはいえ、入社なので、体験入社をすると決まったら、その日からは社会人として過ごす。
社会人ってプロなのに、今の就活の場合、3月31日まで大学生で4月1日から急に社会人になれるようになっている。
社会人になってから研修を受けて、プロになる。
これもまた例え話だが、
野球選手がプロ契約をして、入団会見で「明日から野球始めます」と言ったら
違和感を覚える人が多いのではないだろうか。
でも、今の就活はそういうことになっている。
繰り返すが、私たちのおすすめは、体験入社である。