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何を思って就活していますか

「〇〇卒の平均エントリー数は〜社!」

「内定○個目ゲット!」

こういった言葉を見るたびに、私は虚しい気持ちになる。

平均エントリー数を教えてくれるところは、だいたい「就活生応援」を謳っている。そのくせに、不安を煽ってどうするんだ?

そして、多数エントリーが普通だと押し付けていることに罪悪感を覚えないのだろうか。

就活の工数がどんどん増えていって、また、周りに煽られて、苦しんでいる人はたくさんいるのに、追い討ちをかけて何がしたいのだろうか。

内定をいくつもらったかを競っている(ように見える)人たちは、就活をなんだと思っているのだろうか。

内定をとることが目的になっていないだろうか。

内定はメダルでもあるまいし、自分の身体はひとつしかない。

もらった内定の数だけ、復業するなら何も思わないが、決してそうではないだろう。


また、「場数が大事!練習のために早期選考いくつか受けておきなよ!」というアドバイスもよく聞く。

練習のために選考に参加するって、全く意味のないことだ。

だって、福士蒼汰に告白する練習、千葉雄大にはしないでしょ?

そんな練習、全く役に立たないし、全方位に失礼。

だから、そんなアドバイスやめて。

いくつもの会社の選考に参加するのが最近の流行だけど、そうしている人は受けている会社全部、箱推しなの?

どの会社も選べないくらい、自分がどの会社に対しても100%の熱量を持っているって胸を張って言える?


あなたは今、何を思って就活している?


就活生のオープンチャットでは、選考の情報もたくさん行き交っているが、それと同時に目を疑うような質問も行き交う。

「皆さんなら、〇〇から内定もらったら就活やめますか?」

「〇〇と△△、どちらに入社しますか?」

など。

他人の目に、意見に、翻弄されて自分の人生を進もうとしている人がたくさんいる。


大量エントリー、埋め尽くされるメールボックス、大量お祈りメール、親戚の納得する内定先、友達に恥じない就職先、競われる内定の数、手段の目的化したOB訪問、選考の要素となったインターン、出回るウェブテストの解答、etc...

いつから就活は複雑化したのだろうか。

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みらい女子プロジェクト
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