見出し画像

スッキリ違いがわかる!銀行の種類と選び方

こんにちは。ミライ・イノベーションnote編集部です。

銀行には、いわゆるメガバンクを含む都市銀行のほか、地方銀行やネット銀行などの種類があります。口座を開設する際は、それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで自分に合う銀行選びをすることが大切です。今回は、銀行の種類とそれぞれのメリット・デメリットについて紹介します。

1.銀行の種類

(1)都市銀行

都市銀行は主に大都市に本店を持ち、全国の主要都市に支店を展開する銀行です。都市銀行のなかでも特に大規模な資本力をもち、国際的な取引を得意とする銀行は「メガバンク」といわれています。
企業の歴史が長く大規模であるため、都市圏では店舗・ATM数が多いことが特徴です。また、大企業や国際的な取引も得意としています。
一方で、都市部に焦点を当てるため、地方や小規模地域によっては店舗・ATM数が少なかったりなどサービスが限られる場合もあります。

(2)地方銀行

地方銀行は地域密着型で、その地域の企業や住民に特化した金融サービスを提供する銀行です。地元企業や住民に対してより個別なサポートができ、地域経済の活性化や地域社会への貢献に寄与します。
一方で、国際取引など都市銀行に比べて提供できる範囲が狭いこともあります。さらに、その地域に依存してしまうため、地域以外には店舗・ATM少ない(無い)こともあります。

(3)ネット銀行

ネット銀行はインターネットを通じて取引やサービスを提供する銀行です。
実店舗を持たずにオンライン上で取引が行われます。店舗はありませんがコンビニや提携銀行のATMが利用できます。
実店舗をもつ都市銀行や地方銀行よりも入出金手数料や振込手数料が安いことが多く、インターネット環境があればいつでもどこでもオンライン上で取引できる利便性の高さが特徴です。
一方で、実店舗をもたないため担当者に直接質問・相談できないといったデメリットもあります。

◆まとめ:従来の銀行とネット銀行の違い

実店舗をもつ従来の銀行とネット銀行について、どのような違いがあるか、利用者視点で比べてみましょう。

上図を見ると、「実店舗をもつかどうか」、「オンラインで取引ができるかどうか」という点が大きな違いであることがわかりますね。最近では、実店舗をもつ銀行でも、紙通帳からネット通帳に移行する動きがあったり、一部取引をオンラインで手続きすることも可能です。

2.各銀行のメリット・デメリット

まずは、実店舗をもつ従来の銀行のメリット・デメリットを確認しておきましょう。

(1)従来の銀行のメリット

  • 直接の顧客サポート
    実店舗をもつため、直接銀行員と対面で相談・質問できます。オンライン上では解決困難な不安や疑問を解消するのに有効です。

  • 現金取引や窓口業務
    実店舗ではATMや窓口を利用して現金の引き出しや預け入れ、各種手続きがスムーズに行えます。

  • 信頼感と安心感
    実際の店舗を持つことで、銀行の存在感や信頼性を感じることができ、取引に対する安心感が増します。

  • 地域に特化したサービス
    地域密着型の銀行は地域ニーズに合わせたサービスを提供する傾向があり、地域社会への貢献も期待できます。

(2)従来の銀行のデメリット

  • 営業時間が限られる
    実店舗は営業時間に制約があり、休日や夜間・深夜には利用できないことがあります。また、特に忙しい時間帯等は店舗が混雑し、待ち時間が長くなることもあります。

  • 手数料等のコストがかかる
    実店舗を維持するためのコストがかかるため、手数料が他の銀行に比べて高くなる場合があります。

  • 場所の制約がある
    自宅や通勤・通学経路から遠い場所に店舗がある場合、利用しにくいと感じることがあります。

続いて、ネット銀行のメリット・デメリットを確認しておきましょう。

(3)ネット銀行のメリット

  • 低コスト
    オンライン上での取引が主なため、運営コストが削減され、手数料が他の銀行よりも安く抑えられます。

  • 時間・場所を問わない取引
    24時間いつでもインターネット経由で取引が可能なため、銀行の営業時間や場所に縛られず、自宅や外出先から手軽に取引できます。

  • オンラインサービスの利便性
    スマホ・PCを使って口座管理や送金などの銀行取引が可能です。

  • 低金利のローンや高金利の預金
    ネット銀行はコスト削減を実現しやすいため、低金利のローンや高金利の預金金利を提供することもあります。

(4)ネット銀行のデメリット

  • 顧客サポートが限定的
    実店舗をもたないため、顧客サポートがオンラインや電話のみなど、従来の銀行よりも手薄になってしまいます。

  • 現金取引の制約
    ATMや窓口が限られている場合があります。そのため、現金取引や預け入れに制約を感じることがあります。

  • ネット環境への依存
    金融取引にはインターネット接続が必要であり、ネット環境が整っていないと利用が制限されたり、利用自体がが難しいことがあります。

◆まとめ:従来の銀行とネット銀行のメリット・デメリット

3.さいごに

今回は、銀行の違いについて紹介しました。
実店舗を持つ銀行は、直接の顧客サポートがある一方で、営業時間の制約や手数料の高さなどのデメリットもあります。

ネット銀行は、スマホ・PCを使えば24時間いつでも残高照会をしたり、他口座へ振り込んだりと時間や場所に制約なく利用できる利便性の高さが特徴です。また、お金を引き出したいときにはコンビニや提携銀行のATMから引き出せる点も大きなメリットと言えるでしょう。
さらにネット銀行の多くは、ATM利用手数料や振込手数料が安いことが多く、「月〇回まで無料」といったサービスもあります。また、普通預金金利が従来の銀行より高く設定されている場合もあります。そのため、同じ預金額でも利息がより多くつき、従来の銀行に預けておくよりも利益を最大化できるという利点もあります。

ただし、実店舗をもたないため、担当者と対面で相談できない点や、ネット環境が整っていないと利用しづらいというデメリットもあります。

従来の銀行とネット銀行のメリット・デメリットを考慮し、自身のライフスタイルに合った銀行選びができるとよいでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました! スキ♡・コメント・フォロー・サポートとっても励みになります◎