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青空が見えなくなって、セミが鳴かなくなって、夏
たぶん、パソコンの画面を見すぎなんだと思う。
天気のいい日、外に出て青空を見上げても、青空のその色が澄んだ青空に見えなくなってしまった。
黒い点とか黒い線とか、透明っぽいミジンコみたいなやつがバラバラバラって視界に混じって、視界の青空を覆ってしまうのだ。
飛蚊症(ひぶんしょう)ってやつなんだけどね。
主には加齢が原因らしいけど、目の疲れやストレスでも起きるとか。
今までにもまったくなかったわけじゃない。が、ここまで頻繁ではなかった。
やっぱ、Webライターの仕事に勤しむようになってからひどくなったんだと思う。
明るい場所で起きやすいらしく、自覚するのは決まって、青空を見上げた時だ。
日常生活で困ることは、これといってない。
仕事は仕事としてやるしかないから、目が疲れたらホットアイマスクしたり、マッサージしたりするし、毎日ちゃんと寝てる。これ以上の対策のしようもない。
が、「青空を澄んだ青空として見られない」ことがほんの少しだけ、寂しくはなる。
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日中の最高気温が38℃を越える日が3日続き、連続真夏日は歴代記録を更新し、それらのニュースは連日地元新聞の見出しを飾って、友人と「私らが小中学生のときの最高気温って、せいぜい25〜6℃だったよね?どういうこと?今の最低気温じゃんそれ」などという会話を交わしている。
平成は遠くなり、もはや令和の今は5月から9月までみっちり暑いのが当たり前になってしまった。
「最近、セミ鳴いてないよね?」と言い出したのは母だった。
梅雨が明けたあたりまでは、当然のようにうるさいほどわめき散らかしていた夏の風物詩。
言われてみれば、アブラゼミの「ジリジリジリジリジリ」も、ミンミンゼミの「ミーンミンミンミンミンミン」も、ヒグラシの「カナカナカナカナカナカナ」も、ツクツクホーシの「ツクツクホーシ!ツクツクホーシ!」も、一日中当たり前に耳にしていた鳴き声がほぼ聞こえず、不穏な静けさだけがそこにあった。今、書いていてナチュラルにこの4種類を認識していた自分にも驚いたのだが。
暑すぎてセミもバテたのか?あるいは耐えきれず、死んでしまったのか?
あるいは、少しでも暑さを避けられる場所へ移動したのか。
長ければ10年も土の中にいて、地上に出たらわずか1週間で死んでしまう彼らは、一体どこへ。
人間とて、暑さに耐えうる進化を遂げる前に地球が高温になりすぎて、1日中エアコンの効いた部屋から出られずにいる。(私だ)
とにかく、連続真夏日および猛暑日の記録を1日でも早く途切れさせて欲しいと願う毎日。
「お盆がすぎれば急に寒くなるから」がこのあたりの年寄りの口癖で、それを聞いて育った私も当然のようにそう思っていたが、近年を思えば必ずしもそうとは言い切れない。(だが、お盆が明けるとお決まりのように毎年風邪を引くので、季節の変わり目には違いないはずだ)
なにかと「3年ぶり」の文字やニュースが踊る、2023年。
いつもの夏とは少し違う夏が来て、また去っていく。