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AIだけでスキンケアCMを作ってみた


はじめに:AIが変える広告制作の未来

近年、人工知能(AI)技術の進化は、様々な業界に大きなインパクトを与えています。その中でも特に注目されているのが、広告やクリエイティブ分野です。以前はプロフェッショナルなデザイナーや映像クリエイターが中心となって制作していた広告やCMも、今やAIを使えば、ほぼ誰でも高品質なコンテンツを短期間で作成できる時代が近づいていますよね。
マクドナルドのCMは少し話題となりましたが、結構今AIで動画が制作されるようになってきています。
すでにAIを使ってCMを制作してXに投稿している方も見受けられるので、私も好奇心から作ってみたくなりました。

今回は、スキンケアCMを「AIだけで作る」ということにチャレンジ。(動画編集は動画ソフトで行う必要はあります。)通常、スキンケアCMは高額なモデル起用やリッチな映像制作が求められますが、AIツールを駆使して、魅力的なCMを完成させることができました。時間をかければ多分もっともっとクオリティーの高いものが作れると思いますが、今回はお試しでやってみたので、細かい部分はご愛嬌。こういうのが作れるんだよ!っていうところがわかればいいかな!と思っています。

本記事では、広告制作において現在注目されているAIツール、特にMidJourneyRunwayを使ってスキンケアCMを制作するプロセスを詳しく解説していきます。さらに、AIツールの料金プランやその利用方法についても紹介します。

AIの進化は、クリエイティブの世界にどのような新しい扉を開くのでしょうか?一緒にその可能性を探っていきましょう。

AIツール紹介:広告制作に使われる主要なAIツール

スキンケアCMの制作にあたり、今回は二つの主要なAIツールを使用しました。それが、AI画像生成ツールのMidJourneyと、AI動画編集ツールのRunwayです。これらのツールは、クリエイティブなプロジェクトにおいて、それぞれ異なる役割を果たし、共に非常に強力なサポートを提供してくれます。

MidJourney:AIによるクリエイティブな画像生成

MidJourneyは、AIを利用して高度にカスタマイズされた画像を生成するツールです。広告やアートワーク、デザインなど、ビジュアルが重要なプロジェクトで重宝されます。特に、スキンケア商品のCMにおいては、製品の美しさや肌の質感、モデルのルックをリアルかつ魅力的に表現することが求められます。通常であれば、プロのカメラマンやデザイナーを起用し、大掛かりな撮影が必要ですが、MidJourneyを使えば、それらのビジュアルをAIが自動で生成してくれます。

ミッドジャーニーについてはこちらの記事参照してください。

使い方は非常に簡単で、簡潔なテキスト入力(プロンプト)を行うだけで、AIがその指示に基づいた画像を自動生成します。例えば、「スキンケア製品を持った女性モデル」や「自然光で照らされた清潔感のある肌」など、具体的な要素をプロンプトに含めれば、数秒で高品質なイメージが完成します。

ただし、慣れないうちは希望通りの画像を作成するのに戸惑ってしまう方も多いと思います。これにはコツがあります。あとは有料記事でちょっと裏技を紹介しています。

Runway:AIによる動画編集とエフェクトの自動化

次に、Runwayについて紹介します。Runwayは、動画生成AIです。映像をつくれるツールは他にもあるのですが、AdobeがサードパーティーのAIを統合する際にRunwayの名前があったので、こちらを1ヶ月間アンリミに加入してみました。
※2024年4月、Adobeは動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」において、サードパーティ製のAIツールを統合する計画を発表しました。この計画には、Runwayをはじめとする生成AIツールが含まれており、AdobeユーザーはPremiere Pro上でRunwayのAI機能を直接利用できるようになります。

あと有名な動画生成AIはOpenAiの「SORA」ですが、まだリリースされていないので、リリースされるのが楽しみです。

今回のスキンケアCM制作においても、Runwayを活用してみたのですが正直な感想を言うとかなりガチャ要素が強いです。プロンプトの通りに動いてくれる時もあれば動いてくれない時もある。
また、思わずめちゃくちゃいい映像になることも!
まだまだガチャ要素が強いですが、今までのAIの進化を考えるとここは、かなり早いスピードで改善されるのではないかと思っています。

これらのツールの組み合わせによって、AIを活用した広告制作はこれまで以上に手軽で、かつ高品質なものになっています。有料記事では、実際にこれらのツールを使ってスキンケアCMを制作するプロセスを詳しく解説します。

Runwayの料金プラン

次に、Runwayの料金プランです。Runwayは動画編集やエフェクト作成に特化したAIツールで、複数のプランを提供しています。各プランは使用できる機能やプロジェクトの規模に応じて異なります。

Runwayの最新料金プラン(2024年版)について、各プランの概要とクレジット数、作成可能な動画の目安をまとめます。

1. Freeプラン

  • 料金: 無料

  • クレジット: 125クレジット(初回限定)

  • 使用可能機能: Gen-3 Alpha非対応、動画にウォーターマークが表示されます。

  • 動画作成目安: 1秒につき5クレジット消費するため、約25秒分の短い動画が生成可能です。

2. Standardプラン

  • 料金: 月額$15(年額$144)

  • クレジット: 625クレジット/月

  • 使用可能機能: Gen-3 Alpha対応、ウォーターマークを消す機能あり。

  • 動画作成目安: 125秒(2分程度)の動画が生成可能で、短尺の広告動画などに適しています​

3. Proプラン

  • 料金: 月額$35

  • クレジット: 2,250クレジット/月

  • 使用可能機能: 全機能利用可能、4K動画対応、追加のエクスポートオプションと優先サポートが含まれます。

  • 動画作成目安: 約7分30秒の動画が制作可能。マーケティング動画や製品紹介動画など、長尺の動画制作に適しています​

4. Unlimitedプラン 👈️私が入ってみたのはこのタイプ🌈

  • 料金:月額$95

  • クレジット: 無制限

  • 使用可能機能: プロプランの全機能を含み、無制限のビデオ生成が可能。制作やマーケティングが頻繁に行われる大規模チームやエンタープライズ向けです。

5. Enterpriseプラン ※これは企業向け

  • 料金:年額$1500

Runwayのプランは、個人クリエイターから大企業までのニーズに応える幅広い選択肢があり、プロジェクトに応じて適切なプランを選ぶことができます。無料プランでも基本的な機能を試すことができるため、最初に使ってみてから有料プランに移行するのも良いでしょう。

 AIによるスキンケアCM制作プロセス

ここからは、実際にMidJourneyRunwayを活用して、スキンケアCMを制作するプロセスを解説します。今回のプロジェクトでは、AIの力を借りて、どのように作成していったか?また動画生成AIの今後の可能性についても書きました。

Runwayを使ってみて、それぞれのGenによる違いも簡単にまとめています。
また、Runwayを使えばTiktokやInstagramで面白い動画を作って小バズりできる可能性は高く、実際に私もRunwayで作ったおもしろ動画で小バズりしました。今のところ再生数は14万回を超えて、フォロワーが6倍になりました。

Runwayを使ってみた正直な感想と映像の失敗例と成功例も入れています。

また動画がこのレベルで変わってくる◯◯◯を発見!
コレを使うだけでここまでの違いになりました。(◯◯◯は有料記事で確認できます)

これから映像ツールでのビジネスができるのかどうか?にも触れています。

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