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「超歳の差カップルのリセットライフ」ストーリーマガジン1 ~北海道旅行~

~半年ぶりに北海道に到着~

その日は暖冬だったせいか、雪もほとんどなかった。

雲一つない快晴、ひんやりとした心地よい空気が、

住んでいたころの心地よさを思い出させてくれた。

私は、高鳴る気持ちを抑えながらケンを待った。

「ミライ!」ケンが笑顔で駆け寄ってきた


子供の頃に、大好きな家族が迎えに来てくれた時のような気持ちなり

そのぐらい、私にとってケンは大切な存在になっていた。

私たちはしっかりと、お互いの愛を確かめ合うように見つめ合い

今を精一杯、好きな人と生きている・・・そう実感しあった。

大きなケンの暖かい手が、私の手を包み込んでくれた

「思いっきり、遊んで食べまくろうな~」
「楽しみ!!」 

ドライブ中、去年の楽しかった北海道生活の思い出がよみがえった。

どめどもない話で笑ったり、驚いたり

”また、ケンと同じ時間を過ごせるなんて” 
これって本当?

私は、何度もケンの横顔を見ては、夢じゃないっと感じていた

2泊3日の短い旅行だったが、

二人の未来にとって、
とても意味深い時間になった。

旅行最終日の夜
ケンは神妙な面持ちで話始めた。

「実は会社の雇用契約が7月に終わる。 元のキャリアに戻るために転職しようと考えている。

ミライと一緒に人生を歩んでいきたいと思っているから  沖縄引っ越しも考えている」

私はとても驚いた・・

家族にはなんていうのかな?

北海道の生活を失ってもいいのかな?

私と一緒に歩いていて他人の目は気にならないのかな? 

私は何も即答できず、自問自答した・・・

29歳の逆年の差の彼との同棲・・

論破?
これが私のセカンドライフ?

一般論?から言わせれば・・

すぐに捨てられる?
お金目当て? 
利用される? 
親子にしか見えない? 
どんどん老いてみじめになっていく?

しかし、これだけの年齢の差があっても・・・ 

私と人生を共にしようと決断しようとしてる
ケンを失いたくなかった。

そして、色々な葛藤はあったが

ケンと離れてみてからの半年間でお互いが、

どれだけかけがえのない存在なのかを悟らせてくれた。

私の過去を振り返ってみると・・

25年前に同年代と結婚、
一生を誓い合った・・・

試練続きの離婚劇でボロボロになったり・・・ 

自分らしく生きれなかった・・・

何が正しくて、何が悪いのか分からない?

ただ・・・
これだけは分かっていた・・

一度しかない人生だから・・・
後悔はしたくない・・・

純粋に愛している人と幸せな人生を送りたい・・・


沖縄に戻る日の空港・・

私はケンの頬を両手で、やさしく包みながら伝えた。。
「ケンが後悔しない人生を選択してほしい・・
私は、いつもあなたの味方だから・・・」

緊張していたケンの表情が和らいでいった
「俺もお前を誰よりも、理解して守ってあげたい」

思わず、涙がこぼれってしまった・・
「ありがとう」ケンをぎゅっと抱きしめていた。。

彼の心臓の鼓動がズキズキと伝わってきて悟った・・
真剣なんだって・・・





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