「超逆歳の差カップルのリセットライフ」ストーリーマガジン1~再会~
2022年1月
~引っ越しから3ケ月後~
那覇空港の到着ロビーに
立っている自分がいるの
そして・・・
3か月ぶりにケンの笑顔を目の前に?
これって本当?夢かな?
顔がほてり、ほころんでしまった。
そう、彼は沖縄に遊びに来てくれた。私に会いに・・・・
ケンは少しほっそりしていたが変わらない、まぶしい笑顔が広がっていた。
「1月なのに暖かいね」
と照れくさそうな表情で
私をじっと見つめてくれた。
「北海道とは違う世界?だよ」私は子供のようにはしゃいでいた。
お互いの中で、何かを感じていた・・
この人は29歳の年の差があるけれども・・・やっぱり運命の人かも?
いやいや・・
北海道での夢のような生活と、新鮮な沖縄の環境が
二人の恋愛ごっつこを盛り上がらせているだけ?
でも追及はしたくなかった・・
少なくとも二人は、この瞬間を大切にしたかったから。
それからの4日間
お互いの気持ちに向き合い
この3か月間の空間を
埋めるかのように、精神誠意
向き合った
それは、一生忘れることのできない大切な時間と想い出になった
快晴の1月は、私たちを温かく包んでくれた
お互いの手を握りしめながら
この幸せな、ひとときを心に刻みながら
エメラルドクリーンのビーチを子供のように駆け回った・・
「俺、ミライが引っ越ししてこんなに寂しいと感じると思ってなかった」
ケンの愛おしい眼差しを感じた
「私も・・同じ気持ち・・・ケンが沖縄に来てくれたことが夢みたい」
「ずっと一緒にいられたら幸せなのに・・・」
私は大人げないことを口ばしってしまった。
「俺もだよ」
ため息をつきながら、私を強く抱きしめてくれた。
お互いが伝えたかった言葉がある・・・
でも自制心がかかってしまう二人・・
だが、私から口火を切ってしまった
「ケン…とても大好き」
ケンもその言葉を待っていてくれたように
「ミライ、俺も好きだよ」
広くて暖かい胸に引き寄せられた・・・
ケンはいつも、私を気遣って
ポジティブで未来志向な話をしてくれた。
「また近いうちに、今度はミライが北海道に遊びにおいでよ」
「そうだね!私の第二の故郷だもんね」
お互い・・・
二人の未来について追及はできなかったが・・・
だが・・・
これからも幸せな時間を
一緒に過ごしたいという
希望の未来を見続けたかった。
そして私は人生最後の
愛する人と信じたかった…