見出し画像

女のモヤモヤを貯めこんだらmiracoへ行きついた

メンバーが「なぜmiracoで活動するのか?」を語るリレーマガジン。
今回は、2018年から緩やかな参加を続け、2019年冬に本腰入れて参加しているワークショップデザイナーのまちこです。

私が、miracoの運営メンバーに本格的に参画したきっかけは、それまでは院内集会に参加したり、#子育て政策聞いてみたのアクションに参加したり、とテンポラリーだったのですが、思いがけずりょうたっちさんに「運営メンバーに入ってくれない?」と、声をかけてもらったことでした。

実は、外側から見ていた時は、すごい優秀な人がいっぱいいて、リソース不足にはとても見えなかったので、誘われたときに初めて「え??メンバー募集中なんだ!!」と知りました。


miracoに出会うまで~保活のモヤモヤ~

そんな私はがみらこを知ったのは、結婚⇒離婚⇒再婚⇒不妊治療を経て、2017年に子どもを産み、一息ついたと思ったら、「保活」で忙しい毎日の最中でした。
保活は「夫婦で一緒にやる!」と話し合っていたので手分けしてやりましたが・・・・それでもまぁ大変!
自分たちは幸い第二希望の園に決まったのでよかったものの、
同じように保育園を必要としている家庭同士で椅子の奪い合いをさせられる・・・😢
なんという理不尽な仕組み!!
と思っていました。

保活はまるで椅子取りゲーム

しかも、「保活をするのが正しい親の在り方」みたいな保活ハック記事も世にあふれていて・・・「なんだかなぁ~。」と。

入園が決まらず困っている人が少なくない中で、入園が決まったのに喜んでいいのかどうか分からない。
本質的には保活が必要な状況がおかしいのに…と、モヤモヤしっぱなしの保活でした。

そのモヤモヤした気持ちでググっていたらmiracoの院内集会(2018年2月)を見つけました。
そして、夫も誘って夫婦+子連れで参加したのがmiracoとの初めての接点でした。
改善したい、改善してほしいと思っている人がこんなにいるんだな~と感動したのを覚えています。

ちなみに、余談ですが、(仮に保活にモヤモヤしたとしても)
「議員会館でのイベントに、よく躊躇なく夫婦で来たね!!何者!?」と、miracoメンバーから驚かれました(笑)
20代のころ、環境NGOのスタディーツアーに参加したり、(いろいろな友人との出会いを経て)戦後補償裁判の支援者の末席に参加したりといった経験もあったので、会場が議員会館であるということ自体への心理的ハードルが低かったのは確かです😊(夫はどうだったのでしょう?)

子連れのママとパパが参加。夫婦で参加したのは私だけかも??

過去のモヤモヤと保活のモヤモヤが繋がった

少し遡って人生を振り返ってみると、80年代に小学生時代を過ごし、共働き家庭で育った私は、大学3年の就職活動あたりまでは
『日本は男女平等な国だな~』と結構のんきに思っていました。

・父の方が家事負担が少ないこと
・スカートめくりや露出狂、そして痴漢の被害のこと
・「女の子は理系の学科が苦手でも大丈夫~」といった大人の発言 等々

同時代を生きた女性なら誰でも経験してきたようなことがやっぱり私にもあったのに、当時の私は一つひとつを過小評価していて、あまり深刻に捉えていませんでした。
今思えば、どれももっと怒るべきだったのだけれど、「受け入れてはダメよ」教えてくれる大人が居なかったのも事実でした。
(「露出狂」とか「痴漢」って名称も生ぬるいと今では思っています。)

自分へのダメージについても過小評価していた私は、当時TVで女の子や女性の権利について発信していた田嶋陽子先生が、他の出演者から面白おかしく攻撃されるのを、出演者と同じような態度で見ていました。
今では、田嶋先生たちのおかげで、あの時の女の子たちの今があって、感謝しかない!!と思っていて、本当に心の底から田嶋先生に謝りたい気持ちでいます。

そして、男女雇用機会均等法(1985年成立)から約15年が過ぎたころの就活あたりからモヤモヤが増えていきました。
大学までは授業態度や試験結果で評価されるのに、就活あたりから、男性は・・女性は・・って男女差が強調され始めたからです。

・「娘には短大でも出てもらって早く結婚してもらいたい」と研究室の指導教官が言っていたこと(先生、4年制大学の研究室の女子学生にそれ言います?)。
・女性だけが飲み会でお酌、料理を取り分けする”女子力"”女性らしさ"なるものを期待されていたこと。
・結婚や出産で仕事を辞めたり、非正規雇用に移る女性の先輩や同僚がどんどん出てきたこと。

いろいろなモヤモヤ

こうやって書き出してみると、当時から色々モヤモヤしていたんだなと思うのですが「それらをうまいこと対処する」つまり「ハックする」ことが自分にとって最善の策だと思っていました。
世の中そういうものだと。

しかし、保活のモヤモヤに至って、やっと過去のモヤモヤの数々と保活のモヤモヤが「実は繋がっている!!」と気づいたのでした。

そう、この国では女性や子どもに関することがとにかく後回しにされてきたのではないかということに。
(そこにうまく乗れない、乗りたくない男性だってたくさんいることにも。)

いまとなっては、なくなったはずの家父長制の名残が根強く残っているから、こういうエピソードに事欠かないんだと、
保活の理不尽もそのうちの一つだったんだと、繋がったのでした。

子ども達に少しでもましな社会を引き継ぎたい

おかしなことにはおかしいと声をあげたい

miracoに参画する過程で、いろいろな点と点が繋がっていきました。
この状況を自分たちだけがハックするだけではなく、自分の娘や周りの子ども達に、少しでも良い状態で社会を引き継いでいきたいと思うようになってきたのです。

「社会」というと壮大な気もしますが、おかしいと感じたことはおかしいと言って、必要なところに働きかけていく、それが大事だなと。
今はそんな想いで、miracoの中で自分にできることを探しつつ、参加しています。
※案外いろいろとあります。なんせリソースはいつも足りていないのでw

miracoでの学び

miracoには東京在住のメンバーが多いですが、コロナ禍を経て日本の各地で既にいろいろな活動をされている方ともオンラインでつながって、お互いにエンパワメントしながら活動しています。
メンバーの本業も多岐にわたり、得意なこともそれぞれあって、いろいろと刺激を受ける日々です。
私自身は、特に戦略的に考えて動くのが得意なメンバーの思考に刺激をもらっています。

そんな訳で、私の場合は、本業や家庭の状況に応じて、
・役割をもって参画
・イベントに参加
・ちょっとお休み 
と柔軟に時期によってギアを切り替えていて、メンバー同士お互いに許容しています(でないと続けられませんよね)。

今回の埼玉県のトンデモ条例の件も、実は裏方でNOTEの作成や写真撮影・記者会見のサポートなど表からは見えないところで、活動していました。
知らなかったですよね?(笑)そういう表に立たない仕事もいろいろあって、みんなで楽しくやっています。
子育てや子育て環境にモヤモヤを感じていらっしゃる方、ぜひmiracoを覗きに来てみてください♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ここまで読まれた皆さんも、私と同じように、モヤモヤを一緒に言語化し発信し、社会を変えるmiracoの活動に参加しませんか?
こちらからお問い合わせくださいね↓
https://miraco-net.com/contact/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?