ここまで違う⁉︎CA受験 【一般面接とCA面接の違い〜そこから見えてきた事〜】

学生時代の就職活動では、一切客室乗務員・航空会社の面接を受けませんでした
（この事もいつかお伝えできれば…と思います）
就職氷河期真っ只中の、就職活動‼︎
私は必死でした、
大学三年生の春からいち早く合同説明会や企業説明会に足繁く通い、
エントリーしたのは100社を超える程、
ほとんどの業界・職種にエントリーした！といえるほどでした。

新卒活動中はリクルートスーツを着て、一般的な就職活動を行ったため、既卒で始めて受験した客室乗務員の採用面接との違いに、驚愕しました‼︎

まずはエントリーシートの写真

一般企業では、黒のリクルートスーツを着て真正面を向いて
少し微笑む。髪の毛もメイクもナチュラルで。
背景も、無難な白が主流でした。

客室乗務員の写真では、ほぼ全ての人がCA用の写真を用意します。
背景は、白やブルー。（航空会社、日系なのか外資系なのかにもよって変える人もいます）
ヘアメイクも写真館でセットしてもらい、髪は下ろさずスッキリまとめる、メイクも日本の会社か外資系の会社かによって変えて撮影する方もいます。
少し斜めを向いて歯を見せて笑顔。会社によっては全身写真のスナップも添付する。
といった具合でした。
（あくまでも当時の話ですので、今は多少変わっているかもしれません。）

つづいて面接の様子

面接会場では一般的な就職活動でも、業界によって来る学生の雰囲気は異なっているんだなぁ、と感じてはいましたが、CA受験で感じた面接の会場・雰囲気はまっったくと言っていいほど違います。

①皆とにかくずっと笑顔・周りの人に積極的に誰もが話しかけている、姿勢が良い！
（どこの企業でもそうだとは思いますが、特にCA受験は面接官以外のあらゆる所に居る人達が常に受験生の様子をみている！筆記試験の時の姿勢、床に荷物を置く位置（他の人の邪魔になっていないかなど））
②一糸乱れぬ服装と髪型とメイク
（私から見たら受験生全員、現役のCAさん？と思うほど）
③普通のリクルートスーツの着こなしと異なる人が多い
（真っ白のスーツ、ストライプのスーツを着ている人も多い。
インナーは一般的な襟付きの白シャツを着用してる人はほとんどいない）
④ライバルというより同じ目標を持つ仲間という意識で接する人が多い
（実際、同じスクールに通ってる人同士会場で会うことや、色んな航空会社を受けていくうちに同じ受験生とよく会い、顔見知りになる。）
といった異様な空間でした。

初めてのそんな空間に圧倒され、衝撃を受けながらも初のCA受験が終わった感想は
”楽しかった！！！なんかワクワクした！！”
でした。（受験後、受かってもいないのにすぐに母に興奮して電話をしたくらい…）
新卒活動では、面接に行くのが苦しくて何を聞かれるんだろう、どう答えたらいいんだろう、また落ちるのかな、など全然楽しいと思えたことがほとんどありませんでした。多分それは私が本当に何をそこの会社でしたいのか、分からずただただ受けていただけだったからかもしれません。

CAの初受験は周りの空気に圧倒されながらも、なんだか心地よかった。結果、初受験は見事に落ちましたが。。笑
それでも、”なんか心がワクワクしてる！私やっぱり、客室乗務員になりたい！このお仕事がしたい！”と改めて思いました。

今就職活動をしていて何がしたいのか分からない方、本当に客室乗務員になりたいのかわからないなど思っている方がいらっしゃれば、ひとまず
”受けてみる”
”足を運んでみる”
“空気を感じてみる”
事も良いかもしれません。

色んな業界を沢山受ける事のメリットとして
業界・職種によって集まる人や空気が違うという事に気付く力が身につくようになります。
同じ業界でも、会社が違えば集まる人の雰囲気も違います。
なんとなく合わないなとか、なんだか心地いいかも、その小さな直感が案外当たっていたりすると思うんです‼︎
自分の心のワクワク耳を傾けてあげてください。
今はコロナの影響で、直接説明会に行く事ができず会社の雰囲気を感じる事ができない、
と困っている方が多いと思います。
そんな時は、働いてみたいなと思う会社のHPを見て、働く社員の声（多分多くの会社の採用HPにあるかと思います）を覗いてみてください。
なんとなく、あ、いいな。という気持ちが生まれるかもしれません。
また、自分がこの会社で働いてみたらどんなお洋服を着て、どんな毎日を過ごすだろう？過ごしたいだろう？と想像してみてください。
土日がお休みの会社であれば、自分はこの会社で働いたら土日は何をしているかな？
勤務地が定まっている会社なら、その場所で働く・住むのはどんな様子かな？
などなど、、
私は、客室乗務員を目指した時にここの会社に入ったらこの制服を着て、
就航先はここがあるから、この国に行くのかな〜などと沢山想像しては
心が踊り、モチベーションをあげるきっかけになっていました。
職場や、仕事、職種が想像出来ない方は
例えばパソコンをカタカタ打っている自分＝かっこいい！
と思うのか、
いやぁ、ずっと座っているのは無理だな、スーツをカッコよく着こなして動き回っている方がいいな！
と思うのか。
ほんのちょっとしたことでも構わないと思います。
“なんとなく、いいな”
その見過ごしてしまいそうななんとなく
に本当の心が隠れているかもしれません。

どこの場面で心が少しでもワクワクするか？
ワクワクに気づけたら、なんで私はこの場面でワクワクするんだろう？

そうやって一つ一つ考えて、自分自身を見つけて行くと、いつかこれかも！といったお仕事に出会えるかもしれません✨

〜余談ですが〜
私自身、就職活動は時間も労力もとっっっても費やしました。
でも今振り返ると何一つ無駄な事ではなかったなぁと思います。
まだまだ、今の私も日常生活やお仕事中に
“あ、なんか楽しいな、嬉しいな、ワクワクするな”
と言った心の声に耳を傾けている最中です。
客室乗務員になれたから・夢が叶ったから終わり ではなく、これから先もずっとその声を拾いながら次は何がしたいのか？できるのか？するべきなのか？
を模索し続けていくのだと思います。